ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はメルセデス・ベンツ Gクラス !

衝撃の電動エンタメ化!

2025年、EV化は過渡期を迎えています。中国市場では、ほぼ半分がバッテリーEV(BEV)とPHEVに変わる一方、日本では真逆。EV販売は微妙に減り、温度差ありまくりなのです。

しかし、リッチマンたちが競って買うセレブSUVは違います。かつて当連載で、これぞ最強のセレブゴルフカーと言い切った3代目Gクラスに全体のフェースリフト&完全バッテリーEVモデルが登場。それがG580ウィズEQテクノロジーで、電動エンタメ化が衝撃的。タフワイルドなだけでなく、パーティシーンでもウケそうな楽しい出来なのです。

画像: 衝撃の電動エンタメ化!

衝撃の電動エンタメ化!

全長は4.7m台と少しのびただけですが中身は激変。伝統のラダーフレームが専用強化され、リアサスはリジッド式のまま完全新設計。パワートレインは前後左右4つのタイヤごとにモーターを用意する4モーター式。システム出力が587psでシステムトルクが1164Nmもあるというから恐ろしい速さです。

また4つの独立モーターでタイヤを左右逆回転させることができるので、オフロードではその場360度回転の「Gターン」に、左右回転差を使って小回りする「Gステアリング」、専用ローレンジギアを使った超低速の「オフロードクロールファンクション」も使用可能。オマケに116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、車重は3トン超えながらも時速0‐100㎞/h加速は4.7秒とスポーツカー並み。モード航続距離は530㎞と十分ですが、こんなに速くしなければもっと長距離走れたのかも。

何よりGクラスらしい武骨な見た目を備えつつ、樹脂カバー付きAピラーやルーフスポイラーを備え、ボンネットほかフロント回りはEV専用のモダンタイプへ変更。かつてのワイルドさにゴージャスさも加わっているのです。間違いなくハリウッドスターは放っておかないはず。

肝心の走りはディーゼル版より重く、しっとりしつつEVらしい静けさも併せ持ち、Gクラスならではの手応えあり。

ラゲッジはディーゼル版に比べ、床の出っ張りが増えて平積みこそできませんが、620ℓと大容量で4個収納も楽勝。

2カップルゴルフもお茶の子サイサイ。

唯一の問題は3代目より1000万円以上高い2600万円超えのハイプライス! ま、買えるのはますますもって世界のセレブリティだけということで!

撮影車種/メルセデス・ベンツ G 580 with EQ Technology
全長×全幅×全高/4730×1985×1990mm
メーカー希望小売価格/2635万円~

撮影/三木崇徳 
撮影協力/加茂ゴルフ倶楽部

※週刊ゴルフダイジェスト2025年1月28日号「只今コージ中」より

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