
いわい・あきえ/2002年7月生まれ。埼玉県出身。武蔵丘短期大学出身。8歳から双子の妹の千怜と共にゴルフを始め埼玉栄高校へ進学しゴルフに専念。20年日本女子オープンでローアマを獲得。21年プロ入り、23年KKT杯バンテリンレディスでプロ初勝利。通算6勝

45.5インチ。ヘッド体積450ccで、軟らかめの打感と弾く打音が共存していて、飛ぶイメージが持てるという。シャフトは50グラム台のフレックスS
ドライバーはEZONE GT タイプSで、パーソナルカラーとして作られたターコイズブルーのヘッドを昨年の開幕から使っている。「昔からブルー系の色が好きでした。そのカラーを生かして今までにないドライバーを作っていただきました」と本人。シャフトはヨネックスの中調子系レクシス カイザ Mの50S。このドライバーはティーショットだけでなく、明愛の代名詞とも言える2打目以降の“直ドラ”ショットでも活躍する1本。

フェアウェイウッドはロフト14.5度の3Wの1本が基本だが、5Wを入れることもあり同モデルの5Wも携える
フェアウェイウッドはロフト14.5度の3W、EZONE GTを使用する。ウッド系はドライバーとこの3Wのみで、ショートウッドやUTは1本もなく、女子プロでは珍しいアイアン重視のセッティングとなっている。

元々、セットアイアンもカーボンシャフトを挿していたが、パワーアップに伴いスチールに変更、現在はN.S.プロ 950GH neoを挿している。スチールに変更して以来、スピン量が安定し、成績が上昇した
セットアイアンは鍛造キャビティのEZONE CB511で4IからPWまで。さらに200ヤード前後の距離を狙うべく、飛び系アイアンのEZONE GTの5IをUT的な役回りとして入れている。この番手のみ高弾道を生み出すアイアン用カーボンシャフトのレクシス カイザiの80グラム台を挿している。この5Iはコースセッティングによって、同じモデルの6Iに替えることもある。

50・54・58度の3本。地面に突っかからないようにソールのリーディングエッジ側を少し削っている。パワフルなイメージが強いがショートゲームの技術も評価が高い。ヘッド形状は直線的な輪郭が好み
ウェッジはEZONE W501の50・54・58度の3本態勢。シャフトはアイアンセット流れのN.S.プロ 950GHのS。同担当によると、ウェッジは米国ブランドで主流のトップラインとリーディングエッジに丸みがあるヘッド形状よりも、トップラインもリーディングエッジも真っすぐに近い輪郭のほうが“イケメン”に感じるのだそうだ。

パターは2019年発売のテーラーメイドのスパイダーXカッパーホワイト。スモールスラントのすっきりしたネックタイプを選んでいる
プレースタイルを参考にしているローリー・マキロイと同モデルのパターを使う。このパターはブレードからマレットへ替えるゴルファーのために設計されたモデルで、元々、ブレード型を使っていた明愛にもジャストフィット。
1月15日に実施した会見では、「クラブの変更はない」と話していたので、今年から参戦予定の米女子ツアーもこの14本でプレーする予定だ。
岩井明愛のクラブセッティング
1W/ヨネックス EZONE GT Type-S (9度)・レクシス カイザ M (50S)
3W/ヨネックス EZONE GT FW (14.5度)・レクシス カイザ M (60S)
5I/ヨネックス EZONE GT アイアン (20度)・レクシス カイザ i (80S)
4I~PW/ヨネックス EZONE CB511・N.S 950GH(S)
GW~SW/ヨネックス EZONE W501ウェッジ (50・54・58度)・N.S.950GH(S)
PT/テーラーメイド スパイダー ツアーX ホワイトカッパー
ボール/スリクソン Z-スター XV
※スペックは編集部調べ(1月9日時点のもの)
※週刊ゴルフダイジェスト2025年1月28日号「プロスペック」より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa)