週刊ゴルフダイジェストで好評連載中の漫画で、テレビアニメ化もされた「オーイ! とんぼ」。アニメ版で同作の主人公・大井とんぼの声を担当した声優・はやしりかがゴルフに挑戦! コースデビューを目指し、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人のレッスンを受講中! 今回は「つま先上がりの傾斜でスウィングする際のポイント」を教わった。

つま先上がりの傾斜に挑戦!

画像: 「オーイ! とんぼ」アニメ版で主人公・大井とんぼの声を務めたはやしりか(右)と、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人(左)

「オーイ! とんぼ」アニメ版で主人公・大井とんぼの声を務めたはやしりか(右)と、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人(左)

兼濱開人(以下兼濱):今まで僕らはインドアスタジオでゴルフスウィングの基本を学んできましたが、はやしさんはコースって見たことありますか?

はやしりか(以下はやし):アニメの映像でなら!

兼濱:インドアとコースとではだいぶ様子が違うと思いません?

はやし:違います! でこぼこの、ビュービューの、ボーボーで。

兼濱:そう、コースの地面はインドアのように平坦ではなく傾斜があってでこぼこしていて、ビュービュー風が吹きますし、芝もボーボーと生い茂っているんです。なのでコースの環境に適応するための練習もしておきたいところです。実はインドアでも、でこぼこな状況は再現して練習できるので、やってみましょうか。

はやし:はい!

兼濱:……ちょっと怖いことを言うと、今まではやしさんが気持ちよくスウィングできていたものが、できなくなる可能性もあります。だけど実際にコースへ行ったら戦わないといけない部分でもあるので、今日は覚悟して臨みましょう。

はやし:楽しみだ! ワクワクしてきたぞ~!

兼濱:ではコースの傾斜を再現した傾斜台を使って、まずは一回何も考えず、平らな地面だと思って振ってみましょう。大切なのは体感すること。知識として覚えるのももちろん大事ですが、体験して、どう感じたかを素直に口にしてみましょう。

いきなりボールを打つのは難しいので、7番アイアンを使った連続素振りでいろんな傾斜を経験してみましょうか。傾斜台に立ってみてください。

はやし:はい! ……お~、上り坂です。

兼濱:はやしさんが今立っている、自分から見て上り坂の傾斜を、ゴルフ用語で「つま先上がり」と言います。

画像: つま先上がりの傾斜で素振りに挑戦

つま先上がりの傾斜で素振りに挑戦

はやし:あ! たしかに聞いたことあります。

兼濱:じゃあはやしさんの感覚でいいんですけど、素振りしてみて、平らな状態とつま先上がり、どちらが地面にクラブが届きやすいですか?

はやし:つま先上がりです!

兼濱:正解! ボールの位置が、いつもの平らな状態よりも高くなっていますよね。だからいつもよりクラブが届きやすいんです。ということは、トップとダフリ、どっちの方が起こりやすいでしょう?

画像: つま先上がりの傾斜は、平坦な場合と比べてボールの位置が高くなる。そのぶんダフリが起こりやすい

つま先上がりの傾斜は、平坦な場合と比べてボールの位置が高くなる。そのぶんダフリが起こりやすい

はやし:ダフリ!

兼濱:そういうことです! そしてダフリやすい点を考慮すると、つま先上がりではクラブを短く持つのがオススメなんです。ちょっと短く持って、もう一回素振りしてみましょう。

画像: つま先上がりの傾斜ではクラブを短く握ろう

つま先上がりの傾斜ではクラブを短く握ろう

はやし:さっきより地面を擦らなくなりました。

兼濱:そうそう。ダフリにくい状態を準備できている証ですね。つま先上がりではクラブをちょっと短く持つと覚えておいてください。

はやし:つま先上がりは短く持つ、つま先上がりは短く持つ……はい! インプット完了!

どれくらいクラブを短く持つかを連続素振りで見極める

兼濱:じゃあ実際につま先上がりの傾斜でボールを打ってみましょうか。

はやし:はい! えーと、つま先上がりは、短く持つ。

兼濱:あ、ちょっと待ってください。はやしさんはさっき短く持つことをインプットしましたが、どれだけ短く持つかって、毎回必ず同じではありません。短く持つ度合いは素振りして決めるんです。「ゴルフの一打は一期一会」だと以前お話したのを覚えていますか?

はやし:はい! 覚えてます。

兼濱:実際のコースでも傾斜の度合いは場所によって変わります。なので素振りをして「この傾斜の度合いはどれだけ短く持つのかな」というのを探すんです。では素振りからボールを打つまで、通しでやってみましょう。

画像: 傾斜の度合いによってどれくらいクラブを短く持てばいいかも変わる。ボールを打つ前に連続素振りをして、ダフらず地面を擦れているか確かめよう

傾斜の度合いによってどれくらいクラブを短く持てばいいかも変わる。ボールを打つ前に連続素振りをして、ダフらず地面を擦れているか確かめよう

――連続素振りで短く持つ度合いを調整してからはやしがボールを打つと、つま先上がりの傾斜でもしっかりとボールをとらえてナイスショットに。

はやし:どうですか?

兼濱:めっちゃ良い球でした! すごい! この調子で、また連続素振りして一球打ってみましょう。

画像: つま先上がりからのショットに成功!

つま先上がりからのショットに成功!

はやし:さっきのほうが気持ち良かったです。

兼濱:どう気持ち良かったですか?

はやし:さっきはスコーンってボールを打てました。でも今のはちょっとザザッバァーって感じでした。

兼濱:そう、ダフリましたね。おさらいですが、今体験したようにつま先上がりはダフリやすい傾斜です。だから短く持つのが大事なんです。もう一回、トライしてみましょう。

はやし:……お! 今のはザザッてしませんでした!

兼濱:お~! 良いショットです。今みたいにクラブをグリップする位置で、クラブヘッドがボールに当たる高さ……打点を調整してあげること、つま先上がりの場合ならボール位置がいつもより近くなるのでクラブを短く持つ工夫をすることが大切です。まずそれでボールには当たるようになるので覚えておきましょう。

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つま先上がりの傾斜でのスウィングを体感したはやしは、続いてつま先下がりの傾斜にも挑戦! レッスンの全容を収めた動画は「Myゴルフダイジェスト」上で公開中!

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