1⽉25⽇に都内のPGMゴルフアカデミー銀座で、今年で3回目となる「渋野⽇向⼦×JALスペシャルゴルフデー2025」が開催された。

第1部ではジュニアを対象にしたトーク&レッスン会が行われ、小学2年生から中学3年生までの6人のジュニアゴルファーが、憧れの渋野日向子プロから1ポイントの手ほどきを受けるという夢の企画に参加。スナッグゴルフを始めたばかりの初心者からベストスコア72の競技ゴルファーまで、実力に応じたアドバイスが送られた。

後楓椛(うしろふうか)ちゃんは小学2年生でゴルフ歴は1年10カ月、初ラウンドはこれからという初心者なのだが、渋野が「え、メッチャいいスウィング。私、なにを教えたらいいんだろう?」と驚くほどのドライバーショットを放ってみせた。そこでスウィングはいじらずに、「ちょっと手前(ヒール寄り)で当たっちゃっているので、短く持ったほうがいいかも」とアドバイスをすると、見事に92ヤードのナイスショット。レッスンを受けた楓椛ちゃんは「芯に当たる方法を教えてもらってうれしかったです。(渋野さんは)優しかったです」と記憶に残る日となった。

画像: 渋野に「何を教えればいいんだろう?」と言われたスウィングを持つ後楓椛ちゃん

渋野に「何を教えればいいんだろう?」と言われたスウィングを持つ後楓椛ちゃん

他の子供たちへも渋野先生から、自らのジュニア時代の経験を基にした記憶に残りそうな多くの助言が送られたので、要約して提言・金言風にして紹介しよう。

■ジュニアの頃にどんな練習をするべきか

「とりあえず振る!」。「遠くまで飛ばす!」。「最初は何も考えずに振れ!」。「ジュニアの時に1メートルのパット練習をもっとやっておけばよかったなとつくづく思っている」。「芯に当てる練習=ハーフショット、短めに持って徐々に振り幅を大きくしていく」。「飛ばしの練習=バットを振る、重いものを振る、素振りでもいい」。「限界突破=飛ばす能力を上げるには1球、1球を全力で振る練習が大事。練習でやっておけば試合でも出せるから」。

■他のスポーツをやるべきか

「ソフトボールの経験=活かされている」「陸上競技=筋肉、足腰は凄い大事」「水泳=肩甲骨の可動域とかも凄い大事」「他のスポーツをやっておくのもありかなと思います」。

■親からこう育てられた

「メチャクチャ怒られることもなく」。「どちらかというと伸び伸びとやらせてもらっていた」。「結果ではなく過程に関して言われることはあった」。「基本的には自由だったかな」。「(子供たちには)縮こまらずにやって欲しいなとは思います」。

■メンタル・リラックス法

「音楽=藤井風(岡山出身のシンガーソングライター。カッコイイ)。フルーツジッパー(ノリノリな曲でテンション上げていく)」。「ミスした後=怒りをパワーに変える(バウンスバックに繋がる)」。「ボギーの後=次はバーディをとってやる!」「バーディの後=冷静になってから次のホールのティーショットを打つようにする」。「気持ちを抑えるのにオヤツを食べる」。「一つのミスでこれから先の人生が終わるわけじゃないから」。「ミスに執着せず、これも経験だなと思うようにする」。「一喜一憂しないでプレーをすることが出来ている人が(世界の)トップで戦えている」。

■今年の目標

「勝ちたいです!」。「勝つために必要なもの=自分に自信を持ってプレーしたい。それが今年の目標でもあります」。「自信もっているように見えるけど=そう見せているだけかもしれない(笑)」。

画像: ジュニアたちに金言ともいえるアドバイスをした渋野

ジュニアたちに金言ともいえるアドバイスをした渋野

イベントは次に、2024年9月から2か月にわたって行われたジュニアゴルフ育成等を目的とした「渋野選手 マイル応援キャンペーン」に賛同したJALマイレージバンク会員の支援により、羽田空港第1ターミナル内の「アンジュ保育園」へのスナッグゴルフプレーセットの贈呈が行われ、渋野日向子から手渡された。

続く第2部の「渋野日向子プロに挑戦 ゴルフ対決」では、大人20人が渋野にシミュレーションゴルフでのドライバー、アイアン、アプローチで対決。結果は渋野の12勝8敗となり、イベントは幕を閉じた。

渋野は最後に「今年は皆さんの前で優勝できるように頑張ります」と改めて今シーズンの優勝を口にした。

TEXT/古屋雅章
撮影/姉崎正

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