
米ツアー開幕戦に出場する竹田麗央(TOTOジャパンクラシック優勝)、古江彩佳(エビアン選手権優勝)、笹生優花(全米女子オープン優勝)
米女子ツアーの開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」にはどこの国の選手が多く出場するのだろうか?
エントリーリストから探ってみると、世界ランク1位で昨シーズン年間7勝を挙げたネリー・コルダを筆頭に、ローレン・コフリン、ローズ・チャン、メーガン・カン、エンジェル・イン、アリセン・コープス、ベイリー・ターディ、アレクサ・パノ、シャイアン・ナイト、エリザベス・ソコルの総勢10名が参戦するアメリカ勢が圧倒的最大勢力であることがわかる。一時期は韓国勢に押されて元気のなかった印象のアメリカ勢だが、2位にダブルスコアをつける人数を開幕戦に送り込んできている。
アメリカに続くのが、ユ・ヘラン、コ・ジンヨン、キム・アリム、エイミー・ヤン、キム・ヒョージュの韓国勢と、チャネッテ・ワンナーサン、パティ・タバタナキット、ジャスミン・スワンナプラ、モリヤ・ジュタヌガーン、パジャレー・アナナルカルンのタイ勢で、いずれも5名が開幕戦にエントリーしている。韓国勢は納得だが、タイ勢の躍進もすごい。
アメリカ勢10名、韓国、タイ勢がそれぞれ5名。この3カ国で出場選手の6割超を占めているが、実はそこに次ぐ“単独4位”が日本勢。
エントリーしているのは昨年エビアン選手権でメジャー初優勝を果たした古江彩佳と全米女子オープンを制した笹生優花のメジャーチャンピオンふたり、さらに、TOTOジャパンクラシックを制した、竹田麗央もエントリー。竹田に関しては、大会の公式記事でも「TOTOジャパンクラシックでブレイクスルーの勝利を収めた新人リオ・タケダも、世界中で8勝を挙げた見事なシーズンを経て出場」と取り上げられており、注目度も高い。
<2名がエントリー>
オーストラリア(ハナ・グリーン、ミンジー・リー)、スウェーデン(リン・グラント、リネア・ストロム)
<1名がエントリー>
ニュージーランド(リディア・コー)、カナダ(ブルック・ヘンダーソン)、フランス(セリーヌ・ブティエ)、アイルランド(レオナ・マグワイア)、南アフリカ(アシュリー・ブハイ)
開幕戦の出場選手数は、そのまま長い2025年シーズンの勢力図となっていくのだろうか。トップ選手だけが集う戦いが、それを占う資金石となるかもしれない。
◆日本人3選手の初日スタート時間(現地時間)
古江彩佳:8時10分(日本時間午後10時10分)10番ティー
笹生優花:10時11分(日本時間31日午前0時10分)1番ティー
竹田麗央:10時22分(日本時間31日午前0時22分)1番ティー
撮影/大澤進二、南しずか
※2025年1月29日15時38分、一部加筆修正しました