米女子ツアーは開幕2戦目、ファウンダーズカップ プレゼンテッド バイ U.S.ヴァージンアイランズを迎える。開幕戦には3名が出場した日本勢だが、フィールドが広がる2戦目には今期の出場資格を持つ13名全員がエントリーしている。その顔ぶれと、資格を整理してみよう。

25人がエントリーしている補欠のなかで最上位の馬場咲希(撮影/有原裕晶)
昨年度のランキング上位の資格で臨むのが、古江彩佳、西郷真央、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみの7名と、いずれ劣らぬ実力者たち。気づけば古江、笹生、渋野とメジャーチャンピオンが三人もいるところに、日本勢の勢いを感じるというもの。
そして、デビュー戦となった米女子ツアー開幕戦を8位フィニッシュと順調なスタートを切った竹田麗央が昨年度TOTOジャパンクラシック優勝者(Non-Member Win)の資格でそれに続く。
そして、昨年度のファイナルQT(翌年の出場資格を争う試合)トップ25の資格で臨む山下美夢有、岩井千怜、岩井明愛、吉田優利も出場。シード選手たちと実力においてはまったく引けをとらない実力者たちが、満を持して米ツアーに乗り込んでいく。
そんななか、唯一、現時点で出場が確定していないのが馬場咲希で、QTランクの関係で補欠(Reserve)となっている。ただし、25人がエントリーしている補欠のなかで馬場は最上位。一人でも欠場者が出れば出場できる位置にいる。
120名が出場できるフィールドで、一人の欠場も出ないということはなかなかないと思われ、馬場の出場も大いに期待したいところだが……。
昨年のファイナルQT最終日最終ホールで8メートルのロングパットを決め切って今季の米女子ツアー出場資格をつかんだ馬場。今季初戦は補欠からの"下剋上"を狙うことになるのかもしれない。