ミズノ(本社:大阪府大阪市住之江区)は同社が展開するブランド「Mizuno Pro(ミズノ プロ)」シリーズから、「S-3 アイアン」を3月7日に発売すると発表した。あわせて、ウェッジの「T-1」および「T-3」も同日発売する。
画像: ミズノプロ S-3 アイアン

ミズノプロ S-3 アイアン

1906年に創業したミズノは、1933年に国産第1号ゴルフクラブ 「スターライン」(鍛造アイアン)を発売し、国産アイアンをけん引している。そのミズノの主力ブランドである「ミズノ プロ」は2022年にグローバル統一モデルになり、世界のゴルファーを魅了している。

そんな「ミズノ プロ」だが、2025年から「飛び系ではない鍛造アイアン(Sシリーズ)」をラインナップ。今回のモデルは「Sシリーズ」の第1号となる『S-3 アイアン』。なお、SシリーズのSはSignatureの頭文字で、まさにミズノ プロの王道モデルといえるだろう。

『S-3 アイアン』のターゲットゴルファーは「アイアンに打感と精度、そしてマッスルバックより少しだけやさしさを求めるゴルファー」、開発コンセプトは「ツアーのフィードバックから生まれた打感・抜けの良さ」。

形状は、元世界ランク1位のルーク・ドナルドや今シーズンから米下部のコーンフェリーツアーに参戦中の平田憲聖、25年JGTOの賞金王の期待がかかる杉浦悠太らが好んで使うハーフキャビティ。多くのツアープロが使用する『JPX 923 TOUR』と、大きさにさほど変わりがなく、杉浦悠太はPGAツアー2戦目の「ソニーオープン・イン・ハワイ」で『S-3 アイアン』を実戦デビューさせている。現場で杉浦は、「このアイアンはネックのグース感が控えめな顔になっていて、ひっかけを恐れることなく振り抜ける点が気に入ったポイントです」と話す。

ミズノは“打感”に人一倍こだわりがあり、その理由は「ショットの良し悪しを教えてくれるのは打感で、だからこそ打感が上達の頼りとなる」という考えがあるから。

今回の『S-3 アイアン』も打感にこだわっており、1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型し、打感の生命線ともいえる鍛流線(金属組織の流れ)を可能な限り途切れさせず、さらに鍛流線を打球部に密集させることで、心地よい打球音を長く響かせられる特許取得済みの“グレインフローフォージドHD製法”、ハーフキャビティ形状ながらもマッスルバック形状に近い打球音を可能にした“ハーモニックインパクトテクノロジー(※)”。さらに、軟らかい銅メッキをニッケルメッキ層の内側に施すことでフェース面でのボールの接触時間が長く感じられ、打感が軟らかくなる“銅下メッキ”を採用している。
※設計したヘッド形状の打球音を解析する技術

開発コンセプトにある「抜けの良さ」はPGAツアーではルーク・ドナルド、キース・ミッチェルやJGTOでは平田憲聖、時松源蔵、小鯛竜也などがバウンスやグラインドの異なるプロトタイプをいくつも試打。その結果生まれたのが“トリプルカットソール”。バウンス角を大きくし、リーディングエッジとトレーリングエッジを削り落とした形状で、あらゆるライからでも抜けがよく、高いコントロール性を発揮するという。

画像: リーディングエッジとトレーリングエッジを削った“トリプルカットソール”

リーディングエッジとトレーリングエッジを削った“トリプルカットソール”

ロフト角とライ角などのスペックは下記の通り。価格は5I~PWの6本セットで15万1800円。

番手/ロフト角(度)/ライ角(度)/バウンス角(度)/FP値(ミリ)/シャフト長(インチ)
4I / 24 / 60.5 / 3.0 / 3.4 / 38.75
5I / 27 / 61.0 / 4.0 / 3.5 / 38.25
6I / 30 / 61.5 / 5.0 / 3.6 / 37.75
7I / 34 / 62.0 / 6.0 / 3.7 / 37.25
8I / 38 / 62.5 / 7.0 / 3.8 / 36.75
9I / 42 / 63.0 / 8.0 / 3.9 / 36.25
PW / 46 / 63.5 / 9.0 / 4.0 / 35.75

※2025年2月6日9時20分、一部加筆修正しました。

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