いま使っているパターを「自分のエースはこれッ!」と自信を持って言えるだろうか? 数多くありすぎて本当に自分に合うものがわかりづらいパター選び。そんなゴルファーのために「月刊ゴルフダイジェスト」4月号では中井学プロにエースパターの選び方を聞いている。「みんなのゴルフダイジェスト」では、合うパターを使うことの効果、そして大まかにネック形状やオフセットなどを紹介しよう。
画像: 中井学が教える本気でホントの“エースパター”の選び方!【最新&人気52モデルを分類・整理】

▶写真左:中井学プロ
ギアの造詣も深く、パターへの思い入れはひと際強い。いまどきパターを評価した

▶写真右:小倉勇人氏
フィッティングを通して得たノウハウと並々ならぬ“パター愛” で分析するクラブフィッター

自分の感性を生かせるモデルが“エースパター”の条件だ!

運命パターの条件は「スッ、ポン、ピタッ」

自分に合うパターとは?

「ターゲットを見たらスッと構えられて、ポンと打って、ピタッと狙いに合うことです。構え方や打ち方など何も決めなくていいし、何も考えず“直感的”に打てば、ほとんどがターゲットに行く。自分に合うパターって、そういうことがカンタンにできるもの。
 
実はゴルファーなら誰しも、自分の経験から“構えやすい”、“打ちやすい”パターを無意識のうちにわかっている。自分の感覚とズレているパターは、補正する必要が出てくるので“直感的”ではなくなるんです」(中井)

「スッと構えてポンとすぐに打てる。合ってるパターはそれができます」(中井)

画像: スムーズに構えて動けているか、モジモジして時間がかかるかを見ているという中井プロ

スムーズに構えて動けているか、モジモジして時間がかかるかを見ているという中井プロ

中井プロは、パターがその人に合っているか、合っていないかを見極めるとき、「ターゲットを見て打つまでに『スムーズに構えて動けているか、モジモジして時間がかかるか』を見ます。合っているパターは、迷ったり考えたりせず、スッと構えてポンと打てるんです」という。

だから狙ったところに狙ったスピードで打てる

画像: 本能的に打てることでイメージと感覚が合いやすくなる

本能的に打てることでイメージと感覚が合いやすくなる

余計なことを考えず“本能的”に打てるからこそ、狙った方向にイメージ通りのスピードで球を転がせる。

“直感パター”探すポイントを中井プロと小倉氏に挙げてもらい、グループ分けをした。

“直感的”に打てるパターを見つけるために52モデルを大分類

「ヘッド形状、オフセット度合い、トウハングの大きさがポイントになってきますね」(中井プロ)

画像: 52本のパターを興味津々に見入る有識者の二人

52本のパターを興味津々に見入る有識者の二人

52モデルの今どきパターを、ヘッドの性能や構えやすさに関わる「形状」→つかまりやボール位置とつながる「オフセット度合い」→ストロークにひも付く「トウハングの大きさ」という順で、2人の識者が大がかりな仕分けをした。

【形状】▶構えたときの視覚情報にも大きく影響

画像: 左:ブレード型/右:マレット型

左:ブレード型/右:マレット型

性能だけでなく、視覚情報にも影響。構えたときフェース側を見る人はブレード型、後方を見る人にはマレット型が合う。

【オフセット度合い】▶セットしたいボール位置にも大きく影響

画像: 左から:フルオンセット/ハーフオンセット/オンセット

左から:フルオンセット/ハーフオンセット/オンセット

オフセット度合いによってつかまりが変わる。また、ボール位置がスタンスの真ん中の人はオフセット、左寄りの人はオンセットが合いやすい。

【トウハングの大きさ】▶自分のしたいストロークに大きく影響

画像: 左からトウハングの大きさ:大/中/小

左からトウハングの大きさ:大/中/小

板などの上にパターを置いたとき、トウ側が下がるもの(トウハング大)ほどフェースを開閉して
“アーク”の軌道で打ちたい人、フェース面が水平に近くなる(小やほぼゼロ)ほどフェースの向きを変えず“真っすぐ”イメージで打ちたい人に合う。

トウハングはネック形状で変化!

画像: 左からネック形状:クランクネック/ショートスラント/ベントネック/センターネック

左からネック形状:クランクネック/ショートスラント/ベントネック/センターネック

どんなネック形状なのかによって、トウハングの大小も変わってくる。

取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶、Blue Sky Photos
協力/こだまゴルフクラブ

※月刊ゴルフダイジェスト4月号「パター大図鑑」より

早速分類スタート!

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プロゴルファーの中井学とクラブフィッターの小倉氏が解説する本気のパター選び。後編では、実際にマレットやブレードタイプなどを細分化し、推奨されるストロークや転がりが良くなるボール位置が写真と共に掲載されている。自分に合ったパターを探すためには、月刊ゴルフダイジェスト4月号、Myゴルフダイジェストでご確認を。

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