2025年2月5日より発売となった、タイトリスト「プロV1」「プロV1x」2025年モデル。一足先にプロがテストを行うということで宮崎に飛び、“生の声”を聞くことに成功した。何が変わり、そしてなぜ圧倒的信頼を勝ち得ているのかー。実際にテストを行っていた選手たちに話を聞いた。

進化はしても、“いいとこ残し”は忘れない

初速が落ちずにスピン量が増えた!(阿久津未来也)

「僕がボールに求めているのはショットのスピン量。僕自身、ほかの選手よりもスピン量が少ないのでスピンがしっかり入ってくれることは絶対条件です。だから『プロV1x』を使っているのですが、今回の新しい『プロV1x』を試してみると、すべてのクラブでスピン量が300rpm増えたことに驚きました。その瞬間にこれはすぐにでも替えるべきだと思ったんです」(阿久津)

画像: 「ショートアイアンはもちろんのこと、ロングアイアンでスピン量が300rpm増えたので長い距離でもグリーンにしっかり止まるのがいいですね。ピンをデッドに狙いにいけます」(阿久津)

「ショートアイアンはもちろんのこと、ロングアイアンでスピン量が300rpm増えたので長い距離でもグリーンにしっかり止まるのがいいですね。ピンをデッドに狙いにいけます」(阿久津)

自身のスピン量不足を補う「新V1x」に出合い、即チェンジを決めたという阿久津。そして「プロV1」シリーズの魅力は進化だけではないと続ける。

「新しいV1xのいいところはただスピン量が増えただけじゃないです。23年モデルで進化した初速性能を“維持したまま”スピン量が増えたので飛距離性能は変わらずいい。つまり、飛んでグリーンに止められるボールが打てるということです。僕の悩みであるスピン量不足を補ってくれてかつ、飛距離も出る。もう替えない選択肢なんてないですよね(笑)」

画像: 「スピンが増えると初速が落ちてしまい、飛距離が落ちると思っていた。でも新プロV1xは初速性能はそのまま高いのにスピンが増えてくれるので飛んで止まる球が打てるんです」(阿久津)

「スピンが増えると初速が落ちてしまい、飛距離が落ちると思っていた。でも新プロV1xは初速性能はそのまま高いのにスピンが増えてくれるので飛んで止まる球が打てるんです」(阿久津)

そのほかにも、前田光史朗や鈴木晃祐、勝俣陵が『プロV1x』、下家秀琉プロが『プロV1』にチェンジ。みな口をそろえるのは“いいとこ残し”で進化しているということ。この小さいようで大きな進化を繰り返し続けていることが「プロV1シリーズ」が数多くの選手に愛されている理由の一つであろう。

前田光史朗(プロV1x使用)

「グリーン周りでスピンの入り方が1段階上がった感じがします。自分の打ったイメージと止まり方が一致してくれるので距離感が合いやすい。特にワンバウンド目のギュッと止まる感じが好きです。アプローチのスピン性能が上がるとドライバーなどの打感に影響するかと思ったのですが、程よい硬さはやっぱり『プロV1x』でしっかり感は残っている。球を押す感じが出るので操作もしやすいです」

画像: 「グリーンの止まり具合で、このボールを選びました」(前田)

「グリーンの止まり具合で、このボールを選びました」(前田)

鈴木晃祐(プロV1x使用)

「ショートゲームのスピン量が特に増えましたね。打感や飛距離が変わらずスピンだけ増えているのが即チェンジできた一番の理由です」

画像: 「100ヤード以内のスピン量が増えました」(鈴木)

「100ヤード以内のスピン量が増えました」(鈴木)

勝俣陵(プロV1x使用)

「打感は軟らかめのほうが好きで『プロV1』かなと思ったのですが、長い番手でスピンを重視すると『プロV1x』のほうが良かったので、『プロV1x』を使う予定です」

画像: 「長い番手でもしっかり止まってくれるんです」(勝俣)

「長い番手でもしっかり止まってくれるんです」(勝俣)

下家秀琉(プロV1使用)

「僕の好きな食い付くような打感は残っているて、やや強く低い球が出やすくなったところが決め手です。飛距離も5ヤードくらい伸びました」(下家)

画像: 「打感が軟らかいまま、ボール初速があがったのが良い」(下家)

「打感が軟らかいまま、ボール初速があがったのが良い」(下家)

PHOTO/Hiroyuki Arihara

※月刊ゴルフダイジェスト2025年4月号にて掲載

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