米女子ツアーは今週のHonda LPGA THAILANDからアジアスイング3連戦を開催。初戦の初日サイアムCCオールドCで岩井明愛が10アンダー62をマークし後続に3打差の単独トップに立った。コースレコードタイのプレーに米メディアは「主催者推薦のチャンスを最大限に活かした」と絶賛。前週は欧州女子ツアーのPFIサウジ・レディス・インターナショナルで妹・千怜が4位タイに入る大健闘を見せた。今週は姉がタイで輝く番だ。
「今日は本当にティーショットが良くて、いい位置からピンを狙うことができました。全体的にショットも良くてパッティングも良かったし全部上手くいきました！」とコースレコードタイの好スタートに声を弾ませた岩井。
Honda LPGA THAILAND初日を10アンダーで回り首位発進した岩井明愛（写真/Getty Images）
出だし4連続バーディで飛びだし4番パー3ではあわやホールインワンのスーパーショット。「入って欲しかったですけど」と笑いながらノーボギーのラウンドに手応えを滲ませた。
今大会への出場は今回が3度目。過去の経験から「外すならここ、ここには絶対に打ってはいけないというところがわかってきました」。
アンジュレーションのあるグリーンに翻弄され過去2回は38位、60位と決して相性は良くなかった。しかし3度目の正直でコースを攻略。持ち前の飛距離と冴え渡る距離感でノーボギーの完璧なラウンドを実現した。
公式会見ではルーキーとして今年ツアーで楽しみにしていることは？ と聞かれ「各地の美味しいハンバーガー屋さんをめぐることです」と笑顔が弾けた。
前夜はハンバーガーではなく友人とタイ料理屋に足を運んだ。新しい環境に溶け込み早くも米ツアーに居場所ができたようだ。
岩井千怜は40位タイ、渋野日向子は61位タイと出遅れたが、西郷真央が4アンダー68、7位タイの好位置。昨年の国内ツアー年間女王・竹田麗央と古江彩佳＆笹生優花のメジャーチャンピオンコンビが3アンダー69、15位タイにつけている。
米男子ツアーのメキシコオープンでも大会初日5アンダー66をマークした久常涼と金谷拓実が上位発進。男女とも最終日まで踏ん張って優勝争いに絡んでもらいたい。もちろんトロフィーを掲げてくれればいうことはない。
