タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第63回はハンドクラフトで作られ、“スノードット”が施された希少な「M3」をお届けする。
粉雪舞う3本のM3

キャメロン氏のパーソナルモデルには、フェースに「PERSONAL」の文字が刻印されている
今回は、フランジ部分にスノードットと呼ばれる加工が施された、3本のM3を見ていただくこ
とにしよう。
M3は、GORO3、GOROM3などと同じ形状のL字マレットだが、ハンドクラフトで製作される非常に貴重なパターである。当然、市場で見かける機会はとても少ない。しかし、このパターのオーナーは、M3だけでも6本を所有しているのだという。

ブラック、スコッティブルー、ピンクにペイントフルされたスノードットが楽しいGSS(ジャーマンステンレススチール)のM3。GORO M3などにはSSS(ステンレススチール)素材のものもあるが、M3は基本的にGSSのみである
オーナーいわく、「形状が好きなこともありますが、キャメロン氏がプライベートで使う、お気に
入りのモデルだと聞いてハマってしまったんです」。
ちなみに、一番奥にある直筆のサインが入ったM3は、キャメロン氏が個人的に使っていたパーソナルモデルである。「他のM3はラウンドで使用する」オーナーも、さすがにこのパターだけは使えず、大事に飾ってあるのだとか。

一番奥にある直筆のサインが入ったM3は、キャメロン氏が個人的に使っていたパーソナルモデル
雪とゴルフの相性は決していいとは言えない。でも、こんな素敵な粉雪を携えたパターなら、ど
んなに寒い日のラウンドでも楽しい気分でプレーができそうだ。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
※週刊ゴルフダイジェスト3月11日号「キャメロンマニア宣言」より