「ダイキンオーキッドレディス」の3日目を終え、初日から首位を守る菅楓華が5アンダーまだ伸ばし、4アンダー2位に岩井千怜、3アンダーに申ジエ、木村彩子、桑木志帆と並ぶ。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届け。

3日目の今日は、気温19度、風も3m/sと穏やかな天気にビッグスコアの期待が高まりました。しかし蓋を開けてみると5アンダーでプレーし申ジエがこの日のベストスコアで、開始前の想定よりも落ち着いたムービングサタデーになりました。

その要因は硬くなったグリーンと傾斜の下や上、横に切られたピン位置にあります。佐久間朱莉選手は7番パー5でピン奥から4パット、岩井千怜選手も同じ7番でピン奥1mから3パットと芝目と傾斜による難しさに手こずった印象です。

首位を守った菅楓華選手は2番でバーディを奪うと、4番から3連続バーディでスコアを伸ばします。ティーショットもアイアンショットも安定していましたが、11番パー5と16番パー3で3パットのボギーとし69でプレーし3日目を終えました。

画像: 「ダイキンオーキッドレディス」の3日目を69でプレーし首位を守った菅楓華

「ダイキンオーキッドレディス」の3日目を69でプレーし首位を守った菅楓華

ショットが安定しているせいか初出場の今大会でも落ち着いたプレーでプレーのペースも速く、迷いなく打てている印象です。「まだ3日目だったのでそこまでの緊張はありませんでした。あまり人のプレーを見ずに目の前のボールに集中してできたかなと思います」と話しました。

画像: 一昨年プロテスト通過した同期のなかで優勝一番乗りを10代で目指す

一昨年プロテスト通過した同期のなかで優勝一番乗りを10代で目指す

「まだ誰も同期で優勝していないの、本当に10代のうちに勝ちたいですね」と明日の最終日は、1打のリードから初優勝を目指します。

70でプレーし首位に1打差の2位は連覇を狙う岩井千怜選手。出だしからティーショットが曲がっていましたが、アプローチとパットでしのぎ、5番パー4、6番パー4で連続バーディ、7番を3パットのボギーとしますが、11番パー5では2オンからのバーディ、14番パー4でバーディと伸ばしますが、16番パー3でボギー、18番パー5ではバーディを奪えずにパーとし70のラウンドになりました。

画像: 前半のショットの不調をアプローチとパットでパーセーブし、70でプレーし1打差の2位で連覇を目指す岩井千怜

前半のショットの不調をアプローチとパットでパーセーブし、70でプレーし1打差の2位で連覇を目指す岩井千怜

ラウンド後の囲み取材では、今日も難しかったと話し「全体的によかったです。狙いにいって、ちょっとミスして下りのパットが多かったですね、今日は」と伸ばしきれなかったプレーを振り返ります。連覇について聞かれると「勝ちたい気持ちはもちろんあります。でも、その気持ちが先走ると今週はきっとアウトポジションに外してしまうので、そこは抑えながらいったほうがいいと思っています」と気を抜くことなく「上りのパットで攻められるか」と明日に向かいます。

2打差の申ジエ選手はショットが好調で幾つかチャンスを逃しながらも5アンダーでプレーし明日は怖い存在になりそうです。同じく2打差に桑木志帆、木村彩子選手、3打差にルーキーの吉田鈴、入谷響、初優勝を狙う小林夢果選手と続きます。

明日の天気予報は曇り一時小雨、風向きは今日の南東とは変わり、初日、2日目と同じ北東で6m/sくらいになるようです。明日も現地からのレポートをお届けします。

写真/中村修

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