薄肉設計でたわんで飛ばす !
「今年発売の3モデルどれがいいの? コレばかり聞かれる……」とゴルフショップの店員さんがボヤく。この人、マニアックで結構ごひいきにさせてもらっている。彼にオススメを聞くと、「やさしさを求めて名前にMAXが付いたドライバーを狙っています? オススメはこのMAXです」。彼の手に握られていたのは外ブラではなくダンロップ『スリクソンZXi MAX ドライバー』だ。
i-FLEX構造のフェースは、たわみとエネルギー伝達が向上し初速がアップ。そしてフェースのミーリングはボールの食い付きが抜群で、スピンコントロールしやすい。REBOUND FRAMEはボディのたわみを増幅させ、STAR FRAMECROWNは挙動を維持しながら薄肉化して余剰重量を最適配分し、大慣性モーメントと低重心化のおかげで寛容性は抜群だ。寛容性を追求したこのMAXはシリーズで最大のMOIと深低重心設計で直進性も高いモデル。

スリクソン初の『MAX』モデル。スリクソンの『MAX』は寛容性の高さがウリの、やさしさMAXだ
「外ブラのMAXはつかまりづらいし、ヘッドが重すぎ。これだとしっかりつかまってヘッドスピードも落ちない。そして重心距離と深度のバランスが絶妙だから芯に当てやすい。フェースはスクエアに見えるけど気持ちフック気味だから、右にペラッと飛んでいかない。外ブラのMAXってペラッと行きやすいからね。ボールも楽に上がってくれるから、球を上げようとしてスウィングを壊す心配もないですよ」
打点のブレが気になり外ブラのMAXを使ってアレアレ? ってなっている私のミスをコッソリ見ていたの? と聞きたくなる解説に驚く。
「10Kだからすべての悩みが解消されるわけではない。外ブラにいきたい気持ちはわかりますけど日本のゴルファーには日本のMAXですよ」とズバッと来た。
外ブラのMAXを下取りに出して日本のMAXに決めよう !
スリクソンZXi MAXドライバー
◎ロフト角/9.0度、10.5度
◎ライ角/59度
◎素材/Ti-811&カーボン&タングステンニッケルウェイト(ボディ)、チタン(フェース)
◎シャフト/Diamana ZXi50 カーボンシャフト(S、SR、R)
◎価格(税込)/8万5800円
TEXT/Motoharu Tajima
PHOTO/Takanori Miki
※週刊ゴルフダイジェスト4月1日号「GG&G」より