国内女子ツアー第2戦「Vポイント×SMBCレディス」が3月21日から3日間の日程で開催される。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が練習日の渋野日向子の様子を現地からのレポートでお届け。

昨年の「TOTOジャパンクラシック」以来の国内ツアーになる渋野日向子。ホステスプロとして参加する今大会は火曜日の練習日に元気な姿を見せた。今季からクラブ契約がフリーとなりドライバーはタイトリスト、アイアンとボールはスリクソン、ウェッジはタイトリストボーケイ、パターはオデッセイと総入れ替えをして心機一転臨んでいます。

画像: 「Vポイント×SMBCレディス」で国内ツアー今季初出場の渋野日向子

「Vポイント×SMBCレディス」で国内ツアー今季初出場の渋野日向子

スタート前の練習では、長く練習器具として使用する軟らかいシャフトの8番アイアイで球を打つのもお馴染みのルーティン。スウィングのタイミングを整える効果のある軟らかいシャフトはフジクラ「MCIプラクティス」というシャフトですが、もう5年以上使用しています。

画像: 練習用の軟らかいシャフトを装着した8番アイアンを使った練習は5年以上続ける

練習用の軟らかいシャフトを装着した8番アイアンを使った練習は5年以上続ける

タイミング良くナイスショットを連発すると「全部このシャフトで良いんじゃない⁈(笑)」と笑い声が聞こえて来ます。

練習を見ていてスウィングの変化は、始動でクラブを立てるコックの動きが強くなっていること。2年前までフラットなトップを作るスウィングに取り組んでいたので、少しスウィングプレーンを立てるようにするために取り組んでいるのでしょう。

実際に使うクラブでのスウィングを見ても、左腕が地面と平行な位置でクラブは垂直に立ち、手元は体の正面から外れていません。そのまま捻転を深くしたトップの位置では頭の高さまでて手元が上がり、ダウンスウィングでもフラット過ぎないプレーンで振り抜けていました。

画像: 手首のコックを使ってクラブを立てる動きを取り入れているようだ

手首のコックを使ってクラブを立てる動きを取り入れているようだ

ドライバーではクラブの長さが長くなりボール位置も遠くなるため、フラットなプレーンになるものですが、アイアンに比べると少し低めのトップから低い入射角から高いフィニッシュへと振り抜いていました。

画像: アイアン(左)とドライバー(右)を比べるとトップの違いが見て取れる

アイアン(左)とドライバー(右)を比べるとトップの違いが見て取れる

今までよりもコックを多めに使っているぶん、インパクトが不安定な場面も見られましたが、試合のプレッシャーの中でトライ&エラーを積み重ねて作り上げていくことでしょう。

LPGAツアーがお休みということもあり、勝みなみ、西村優菜、吉田優利、岩井姉妹なども出場しますが、同じコースで開催された22年の日本女子オープン覇者である勝選手、同3位タイで終えた西村、吉田選手にとってはコースの難しさは勝手知ったるもの。LPGA参戦組にも注目が集まりそうです。

画像: 今年は紫カントリークラブすみれコースが舞台に

今年は紫カントリークラブすみれコースが舞台に

時期的にラフは深くも強くもありませんが、傾斜の強い硬く速いグリーンに対して我慢しながらチャンスを待つ展開になりそうです。

水曜日のプロアマ大会は降雪のため中止になり、木曜日にもう一日練習日が設定されています。引き続き注目していきます。

写真/中村修

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