20日に開幕したPGAツアーのバルスパー選手権ではキャディがビブス(ゼッケン)の背中に好みの文言を記せるという伝統がある。たとえば以前プレーヤーズ選手権で屈辱の89を叩いたマックス・マグリービーのキャディのビブスは『ミスター・89』をチョイス。そして今年カナダ人の中堅プレーヤー、アダム・ハドウィンのキャディがビブスに刻んだ文字が秀逸すぎると話題だ。

アダム・ハドウィンの妻ジェシカさんはPGAツアー選手の奥様のなかでもっとも知名度が高い。というのもSNSでユーモラスで皮肉たっぷりの投稿が人気を博しているからだ。

画像: 今週バルスパー選手権に出場中のアダム・ハドウィン。17年の同大会では優勝もしている(写真は2024年のザ・セントリー 撮影/Blue Sky Phtoos)

今週バルスパー選手権に出場中のアダム・ハドウィン。17年の同大会では優勝もしている(写真は2024年のザ・セントリー 撮影/Blue Sky Phtoos)

昨年のマスターズでは試合中にも関わらず「夫のスタート時間はお昼なのでまずはキッチンの排水管の構造をチェックしてもらわないと」とシンク下で作業する夫の姿を公開。いうまでもないが夫はバルスパー選手権の歴代優勝者のひとりで昨年もポイントランクトップ50入りしたトッププレーヤーである。

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今年のジェネシス招待では強風が吹き荒れた大会初日83を叩いた夫をからかうような動画を載せた。トイレの床にうずくまる男性の背中をデックブラシで擦る動画は「夫がチェックする前に削除します」としたが、これは夫を慰め鼓舞するための彼女流のジョークのようだ。

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83を叩いた夫のスコアカードまで晒し「これは魅力的ではないけれどバレンタインシリーズを作成して彼を元気づけようと思います」と背景にハートをあしらった画像も。

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そして今週17年のチャンピオンとして大会に出場するハドウィンのキャディ、ジョー・クルーズは背中に『JESSICASHUSBAND』(ジェシカの夫)という文字を入れた。

画像: ハドウィンのキャディ、ジョー・クルーズのビブスに「JESSICASHUSBAND」(ジェシカの夫)という文字(写真/Getty Images)

ハドウィンのキャディ、ジョー・クルーズのビブスに「JESSICASHUSBAND」(ジェシカの夫)という文字(写真/Getty Images)

PGAツアープレーヤーの妻といういい方をするがハドウィン家では立場が逆。SNSの人気者で主導権を持つ妻ジェシカさんの夫がハドウィンというわけ。シャレが効いたキャディのセンスに選手たちも思わず笑ってしまったようだ。

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完全に妻の尻に敷かれているようにも見えるがジェシカさんのアイコンはウェディングのツーショットフォト。仲が良い夫婦としても知られている。

ツアー2勝目を目指すハドウィンの初日の成績はイーブンパー39位タイだがトップとは4ストロークしか離れていない。『JESSICASHUSNAND』の健闘を祈る。

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