
さいごう・まお/2001年10月生まれ。千葉県出身。2020年1月プロ入り。2020-21年シーズンは新人ながら上位で活躍。2022年ダイキンオーキッドでツアー初優勝。通算6勝。昨年から主戦場をアメリカに移し、1年目にルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得

GTシリーズの中でも操作性が高いGT3。シャフトは先端剛性が高く安定感に優れたジ・アッタスV2の50グラム台、フレックスS
本人にとっての開幕戦、ファウンダーズカップからドライバーをタイトリストGT3に新調。昨年まで長くキャロウェイのパラダイム♦♦♦を使っていたが、「使用を重ねていくうちにスピン量が少なくなってしまって」と探し始めたという。新しいドライバーを探す中、ツアーで信頼しているクラフトマンからGT3を薦められ、細部の調整とフィッティングを重ねて実戦投入に至った。

撮影時のバッグにはGT2の4Wと7W。7Wはネック調整でライ角を0.75度フラットにしていた

撮影日には元々使用していたヤマハRMX VDの5Wと7Wも携えていた

ミズノ JPX 923フォージドの抜けの良さがお気に入り。「ボールが沈みがちな米国の芝からでも、しっかりボールを拾ってくれる点がいいです」と本人。N.S.プロ850GH neoを挿す
アイアンは6IからPWで、ミズノのJPX923フォージド。このセットは長く愛用中で2022年のスタンレーレディスから。とはいえ自身やコースのコンディションでロフトを小まめに調整しているという。本人曰く、「形状や打感がとてもいいのはもちろんですが、一番はヘッドの抜けがいいところです」と今シーズンも継続の予定。

ヘッドの“抜け感”と“滑り感”を重視しているという。48度と58度のバックフェースに鉛を厚めに貼って、ヘッドに重みを持たせている
ウェッジは48・54・58度の3本態勢。48度と54度はタイトリストのボーケイSM9、58度はボーケイフォージドで、それぞれ用途に合わせて異なるソールのグラインドをチョイスしている。

2021年開幕から使用。重いヘッドが好みでソールに鉛をびっしり貼り、トウとヒールのウェイトも最も重いタイプを装着。クロスハンドでストローク
パターはオデッセイのホワイトホット OG ロッシーを長く使う。注目はソールにベッタリ貼った鉛とフランジ部分のアライメントライン。既製モデルの2本線に対して、西郷が使うロッシーは3本線にカスタマイズされている。「トップブレードは元々3本線だったため、(フランジ部分も)それに合わせて3本線に」との意向で、鉛をソール全面に貼っているのは、重いヘッドが好みだからとのこと。

「まお」のオウンネーム入り、ブリヂストンのツアーB XS。吸い付くような軟らかな打感とショートゲームでのスピン性能を気に入ってツアーB XSを使用
新セッティングでプレーする米ツアー2年目。昨年から上位争いは何度も経験済み、米ツアー1勝目が当面の目標だ。
西郷真央の最新クラブセッティング(ホンダLPGAタイランド練習日に撮影)
1W/タイトリスト GT3(10度)・USTマミヤ ジ・アッタスV2(5S)
4W/タイトリスト GT2(16.5度)・USTマミヤ ジ・アッタスV2(6S)
7W/タイトリスト GT2(21度)・USTマミヤ ジ・アッタスV2(6S)
4U/タイトリスト GT2(21度)・USTマミヤ リンクブルーEX HY(75S)
5U/タイトリスト GT2(24度)・USTマミヤ リンクブルーEX HY(75S)
6I~PW/ミズノ JPX923 フォージド・N.S.プロ850GH neo(S)
AW・GW/タイトリスト ボーケイSM9(48・54度)・N.Sプロ950GH neo(S)
SW/タイトリスト ボーケイ フォージド(58度)・N.Sプロ950GH neo(S)
PT/オデッセイ Ai-ONE ダブルワイド DB
BALL/スリクソン ZスターXV
※スペックは編集部調べ
※スタッツは3月13日時点のもの
PHOTO/Tadashi Anezaki