日本女子ツアー第2戦「Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント」(紫CCすみれC)初日、菅楓華が4バーディ2ボギーの2アンダーで4位タイと好スタート。開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで2位タイと優勝争いした菅は今週も好調をキープしている。

好調なパットで初日4位タイスタートの菅楓華(撮影/姉崎正)
宮崎生まれの菅は初めて雪を経験
開幕戦から2戦目までの間に菅にとって大きな出来事があった。
初めての雪。関東地方で19日に振った季節外れの雪を手に集めて、雪玉を放り投げたという。
「積もった雪を見たことはあったけれど、サラサラの雪は初めてでした」
温暖な気候の宮崎で育った2005年生まれの19歳の菅にとって初めての体験だった。

「基礎」を学んでパットが開眼した菅(撮影/姉崎正)
渋野日向子が「むずい」と評した紫CCすみれCに、多くの女子プロが苦しむなかで4バーディを重ねた好調なゴルフの理由はパッティング。
このオフ、初めて取り組んだ「ゴルフの基礎」の成果だった。「先生(平田智コーチ)と合宿して、データ取ったり見てもらったんです。基礎ができてなかったので。私は誰でもできることが全然できなくて、ボールの合わせ方とかも全然(ダメ)。左を狙っているのに右を向いたりとか、保険をかけて左を向いたり。だから気持ち悪いけど右を向く練習して、パットが良くなってきました」
スタンスの取り方からボールの置き方、アライメント、ゴルファーが一度は経験したことがありそうな「基礎」を雪を体験したように、初めてゴルフで体験した。
開幕戦で初優勝は逃したが、パットの開眼で今週もそのチャンスがやってきた菅。2日目以降のプレーが楽しみだ。