今季メジャー初戦マスターズが次週に迫っている。実は普段PGAツアーで見られないLIV勢が12人も出場するのをご存知だろうか。フィールド全体で90名強だからLIV勢の割合はかなり高い。今週LIVはマイアミのトランプナショナル・ドラルで開催されるが、大会前のインタビューにメジャー5勝のブルックス・ケプカ、全米オープン2勝のブライソン・デシャンボー、2年連続特別招待のホアキン・ニーマンが揃って登場しマスターズにかける思いを語った。

今シーズン4試合中2試合で優勝。勝率5割を誇るニーマンはまだメジャーでの勝利はない。

「グリーンジャケットを狙う自信ですか? もちろんあります。マスターズで優勝することは夢なので楽しみにしているし、大会に向けてきちんと準備を整えたいと思っています。ゴルフの調子もいいですから」とメジャー初制覇に意欲を見せた。

画像: 左からホアキン・ニーマン、ブルックス・ケプカ、ブライソン・デシャンボー(写真は2024年の全英オープン 撮影/姉崎正)

左からホアキン・ニーマン、ブルックス・ケプカ、ブライソン・デシャンボー(写真は2024年の全英オープン 撮影/姉崎正)

タイガー・ウッズが復活優勝を遂げた19年と23年のマスターズで準優勝のケプカも自信たっぷり。

「これまでの経験でオーガスタの攻略法は熟知しています。もちろん行くたびに新しい発見はありますが、あのコースでプレーする術は心得ています。詳しいこと(攻略法)は秘密ですが、まずはサンデーバック9に入るまでにいいプレーをして勝負どころの残り9ホールでチャンスを掴みたい」

昨年は全米オープンで優勝、全米プロで2位、マスターズでも6位タイに入っているブライソン・デシャンボーは「オーガスタでの勝負の鍵は忍耐力」だという。

「いかに戦略的にプレーするか。バーディが獲れる位置を見極めそこにボールを運べるか。ブルックス(ケプカ)もいったように最後の9ホールで勝つチャンスに自分を置くことが大事。最後はいかに我慢できるかの勝負です」

PGAツアーのトップ選手たちは今年に入ってからすでに8試合前後をこなしているがLIV勢はマイアミまでで5試合しか競技をプレーしていない。試合勘といった意味で不利に思えるが?

「(LIVの)誰もが自分なりの準備をしています。休みがある週は今後の大会に向けて準備し、集中してゴルフの調子を良い状態に仕上げ、戦略とゲームプランを立てます。そのプロセスが僕はとても好き。時間があるということは正直プラスだと思っています」とデシャンボー。

この意見にケプカもニーマンも激しく同意。「メジャーに向けた最善のスケジュールを組んでいます」とニーマンがいえば「試合がなくてもかなりたくさん濃いプレーをしている」とケプカ。

マスターズではLIV3人衆がキャリアグランドスラムを目指すローリー・マキロイの行く手に立ちはだかるかもしれない。

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