タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第67回は94年生のハンドメイドパターをお届け。

鑑定にかけたハンドメイド

画像: ハンドメイドパター/ ブラックオキサイト仕上げのヘッドに、プラミングネックが溶接で取り付けられた94年製のハンドメイドパター。白のサイトラインが1本入ったシンプルなデザインで、バックフェースには、溶接で重量調整(丸い波型の模様部分)が施されている。フェースに浮き出た錆が年代を感じさせる。ヒール寄りには、SCOTT CAMERONのスタンプが

ハンドメイドパター/ ブラックオキサイト仕上げのヘッドに、プラミングネックが溶接で取り付けられた94年製のハンドメイドパター。白のサイトラインが1本入ったシンプルなデザインで、バックフェースには、溶接で重量調整(丸い波型の模様部分)が施されている。フェースに浮き出た錆が年代を感じさせる。ヒール寄りには、SCOTT CAMERONのスタンプが

ある日、オークションサイトを見ていると、一本のパターが目に入ったのだという。それはクラシックⅠタイプのハンドメイドパターだった。

ただ、キャメロンの古いハンドメイドには、サーカ62のようなクラシカルなデザインが多く、クラシックⅠタイプのものは見たことがなかった。さらに、他のハンドメイドパターとは塗装の雰囲気も違うため、「偽物かもしれない」と思ったという。

そこで、オークションの出品者に、「鑑定にかけて偽物だったら返品することは可能か? 」と問うと、それが承諾された。

果たして、そのパターを米国に送り鑑定にかけたところ、正真正銘の本物で、保証書とともにオーナーの元に返ってきた。それが写真のハンドメイドパターである。

高騰するキャメロン市場において、オークションでスペシャルパターを手に入れるのは、ある意味冒険と言える。しかし、冒険をして手に入れた本物には、普通に手に入れたものとは違う喜びが……ありそうだ。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト2025年4月8日号「キャメロンマニア宣言」より

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