
石川遼が企業の社外取締役に
15歳245日でアマチュア優勝を成し遂げ、ゴルフ界に衝撃を与えた石川も今や33歳。ツアー通算20勝を挙げる一方、日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長やジャパンゴルフツアー選手会副会長など、組織の要職を担う存在にもなった。
そして、今回の社外取締役就任だ。リーフラス㈱は、子ども向けスポーツスクールの運営や部活動地域移行支援などを行う会社。同社代表取締役の伊藤清隆氏と石川とは、個人的な親交があったという。
「石川プロは競技での活躍に加え、『石川遼インビテーショナル ジャパン ジュニア&カレッジ マスターズ』をはじめ、ジュニア、若手育成への取り組みを積極的に行っています。その取り組みは『スポーツを変え、デザインする。』つまり、スポーツで社会貢献を目指すソーシャルカンパニーという当社の企業理念と共通する部分が大きくあります。石川プロのゴルフを通じて世界へ挑戦する姿勢、競技人口の多いゴルフで幅広く活躍している経験や知見を、社外取締役として発揮いただくことで、当社の成長につなげることができると考え、お願いしました」(同社ブランディング企画部・近藤理恵氏)
同社には計10名の取締役がいるが、石川以外の年齢構成は40代3名、50代1名、60代5名。石川の若さが際立つ。その理由については「年齢にかかわらず、世界レベルでの競技を通じて蓄積された経験や知見で、当社のスポーツ関連事業へのご意見をいただきたいと考えております」(近藤氏)。
現時点で同社はゴルフスクール運営やゴルフの部活動支援の実績はないが、今後検討していくという。
「このたび、リーフラス㈱社外取締役に就任する石川です。よろしくお願いいたします」(石川)
本人のコメントでは具体的な内容は語られていないが、ゴルフ界以外での活動にも注目が集まる。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年4月22日号「バック9」より