4月9日国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で28年にロサンゼルスのリビエラCCで開催されるゴルフ競技に男女混合団体戦を採用することが承認され、正式に五輪競技に加わることになった。男女がチームで競うミックスダブルスは五輪ゴルフ史上初の試みとなる。
画像: 地元アメリカは、そのときの世界ランクトップの2人が出場するはず。シェフラーとコルダになるのか、あと3年でほかの選手が出てくるのか、注目だ!(撮影/Blue Sky Photos)

地元アメリカは、そのときの世界ランクトップの2人が出場するはず。シェフラーとコルダになるのか、あと3年でほかの選手が出てくるのか、注目だ!(撮影/Blue Sky Photos)

IOCのキット・マッコーネルスポーツディレクターは会見で男女の個人戦のほか混合団体戦が開催されることに関し「ミックスダブルスは男女平等を真に具現化するものです。男女が同じチーム、同じフィールドで、それぞれの国を代表して競い合う。参加する選手にとって特別な意味を持つことになるでしょう」と語った。

競技は2日間で男子の個人戦と女子の個人戦の日程の間に行われる。2人1組の16チームが1日目はフォアサム(2人が交互にショットを打つ)、2日目がフォアボールで競い36ホールで勝敗が決まる。

個人戦は男女とも従来通り世界ランク(オリンピックランク)上位の各国2名(最大4名)が選出され総勢60名で競われるが、男女混合団体戦は個人戦出場者のうち各国男女1名のみが出場する。

国際ゴルフ協会(IGF)のエグゼキュティブディレクター、アントニー・スキャンロン氏は声明でミックスダブルスが加わる喜びを表し「ゴルフはパリ五輪で大きな成功を収めました。リオそして東京の勢いをさらに加速させたいまチーム戦の追加で注目度はさらに上がるでしょう」

「選手たちもこのスタイル(男女混合)を熱望している。彼らがロサンゼルスで手を携え戦う姿を見るのを楽しみしています」と綴っている。

まだ3年も先のことなので誰が代表になるかはわからないが、パリ五輪の銅メダリスト・松山英樹の出場は有力。女子はメジャー覇者の古江彩佳、笹生優花や渋野日向子、LPGAツアーデビューイヤーにすでに1勝を挙げている竹田麗央や岩井ツインズなど実力者が目白押しで誰が代表になってもおかしくない。

アメリカは現時点で世界ランク1位のスコッティ・シェフラー&ネリー・コルダの最強ペアが見られるかもしれない。

イングランドはマスターズ2位でリオ五輪金メダルのジャスティン・ローズ、パリ五輪銀メダルのトミー・フリートウッドのどちらかと、くわえタバコのファンサービスが話題になり意外にも求婚者が殺到したチャーリー・ハル(現在世界ランク10位)ならファンは大喜びするだろう。

男女平等を具現化するミックスダブルスの開催でゴルフ人気はどれくらい世界に波及するのだろうか。

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