
「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初日3アンダー9位タイの吉田鈴(開幕戦撮影/岡沢裕行)
「久しぶりに30パットを切れました」
吉田は6バーディ3ボギーの66をマーク。
「すごく良かったです。パターが25パットで、久しぶりに30パットを切れました」
6番、7番、そして13番、14番でも連続バーディを奪い、14番では7メートルの長いバーディパットも沈めた。
ダイキンオーキッドの開幕戦では初日3アンダーで2位スタートし、3日目まで6位と上位争いを繰り広げた。2戦目は45位に終わったが、初日は8位、3戦目も2アンダーの22位で、3戦連続で予選通過を果たし、ルーキーとして上々の滑り出しを見せていた。しかし、4戦目と5戦目は予選落ちとなり、結果を残すことができなかった。
「コースを知らないことや、開幕2戦で体力的に疲れてしまったことが原因です」と直近2試合の不調の理由を語った。その対策として、「月曜日はクラブを握らない日にして、トレーニングは続けています」と述べた。
トレーニングについても「がっつりやっています」と元気満々だ。
「予選を通過してポイントを貯めていきたい」
初日同組で回った前週優勝争いの入谷響や中村心、初日トップの荒木優奈ら、昨年プロテストに合格した97期生は逸材の宝庫。ルーキーの多くが「一番に勝ちたい」と語る中、吉田は「もちろん1番がいいですが、まずは予選を通過してポイントを貯めていきたい」と述べた。
4月13日時点でのポイントは「54.21」であり、メルセデスランキングは42位でシード圏内に位置している。暫定リランキングの順位は13位で、QTランキングは36位で今シーズンをスタートした吉田は、前半に多くの試合に出場でき、順調であれば後半の出場はもちろん、来季の出場権も得られるペースで戦っている。
「どれだけ好調をキープできるか楽しみです。リズムよくプレーしたいです」と予選通過と初優勝を目指して2日目に臨む。