スタートホールで先輩・金谷が幸先の良いバーディ発進。2番から5番までの4ホールで久常が3つのバーディを奪い、7番&9番で金谷がバーディを奪取しチームを盛り上げる。
後半もひとりが確実にパーをセーブしもうひとりがバーディを決める息の合ったコンビネションでスコアを伸ばし通算10アンダーの快調なゴルフで18ホールを終えた。

久常涼(左)と金谷拓実(右)の日本人ペアが7位タイと好調なスタートを切った(写真/Getty Images)
2日目は1つのボールを交互に打ち合うフォーサム。スコアを伸ばすのが難しいフォーマットだけにサバイバルレースとなりそう。初日以上のチームワークが必要だ。
もう1組の日本人ペア、星野陸也と大西魁斗も6番で2人ともボギーを打った以外は好調で8アンダー64、28位タイとまずまずの位置につけた。
同じ28位タイにはグランドスラムを達成したばかりのローリー・マキロイ&シェーン・ローリー組がいる。今季惜しいところで結果を出せていない星野と大西だが、ディフェンディングチャンピオンと肩を並べ今後に期待がかかる。
マキロイは初日からギャラリーの大歓声を受けたが前半1つもバーディを奪えず。折り返して2番パー5でイーグル奪取の見せ場を作ったがあとはほぼローリーに頼る内容に「僕は何もしなかった」と苦笑いだった。
「明日と最終日のフォーサムが鍵になるので、明日は良いスコアを出して週末に繋げたい」(ローリー)
「今日のようにスコアが出やすい状況だとパーがボギーに思えてしまう。でもとにかく明日と日曜日にいいスコアを出せば順位は自ずと上がってくる」(マキロイ)
「悪いショットを打っても助けてくれるパートナーがいるとわかっているので(マスターズとは違って)少しリラックスしてプレーできている。それに初日の朝からこんなに大勢の熱狂的なファンが来場してくれて本当に楽しかった。(優勝した)昨年の週末も最高の雰囲気。そういう機会が持てるのがうれしい」と2人は連覇に意欲を見せた。
首位はコーンフェリーツアー(下部ツアー)から今季PGAツアーに昇格したルーキーコンビ、イザイア・サリンダ&ケビン・ベロで14アンダー。1打差の2位にデンマークの双子の兄弟ニコラス&ラスムス・ホイガード組がつけた。
LPGAツアーで岩井明愛&千怜が同組でプレーし話題になったばかりだがホイガードツインズも注目の若手。「去年はバーディを量産したいと思い過ぎて思うようにいかなかった。今年はスコアではなく良い雰囲気を作ることを心がけている」とエンジョイプレーで優勝を狙う。
【動画】ホイガードツインズのチューリッヒ・クラシックの初日ハイライトをPGAツアー公式YouTubeで見る
- YouTube
youtu.be