国内女子ツアーの今年初となる公式競技「ワールドレディスサロンパスカップ」が5月8日から開催。練習日となる本日、テーラーメイドが新たに発売する“ゼロトルクパター”が登場。いち早く会場でゼロトルクパターをテストしている新垣比菜を直撃した。

LPGAツアーにて既に1勝を記録している「スパイダー ZT」

PGAやLPGAツアーを筆頭に、導入している選手が増えている“ゼロトルクパター”。ゼロトルクムーブを引き起こしたL.A.B.ゴルフや、最近ではオデッセイから発売されるなど、オートマチックな使用感が注目を集めている。そもそも「ゼロトルク」パターとは、ストローク中にパター自体が回転する動きを持たず、持ち手の延長線上に重心位置があることでフェースの開閉が発生しない点が特徴。

画像: 早速セロトルクパターをテストする新垣比菜(撮影/姉崎正)

早速セロトルクパターをテストする新垣比菜(撮影/姉崎正)

テーラーメイドが新たに発売する「スパイダー ZT」は、先週開催されたLPGAツアー「ブラックデザート選手権」にてユ・ヘラン選手が使用して勝利を飾り注目が集まっている。国内では今週からツアープロモーションが始まり、早速テーラーメイド契約の新垣比菜がテストしている。

画像: 青木翔コーチと話す新垣。左手に持っているパターは現在使用している「TP トラス ミッドナイトブルー M4TC パター」(右手に持っているものは「スパイダー ZT」)(撮影/姉崎正)

青木翔コーチと話す新垣。左手に持っているパターは現在使用している「TP トラス ミッドナイトブルー M4TC パター」(右手に持っているものは「スパイダー ZT」)(撮影/姉崎正)

ゼロトルクパター「スパイダー ZT」の使用感について新垣は「まだ使ったばかりですが、とても簡単に打てます」と好印象の様子。「ストローク自体がとてもシンプルになって、かなりオートマチックな印象です。フェースの開閉を気にすることがなくなり、よりラインやタッチに集中できそうです。シャフトが斜めに挿してあってハンドファーストに構えられますし、インサートが硬めの打感で私の好みです」と話した。通常のスパイダーと異なりオンセットが特徴的だが、現状ボール位置を変えずに打てているという。※「オンセット」とはシャフト軸線よりもフェース面が前方に位置する設計

画像: 今回新垣がテストしているのは短尺モデル「スパイダー ZT」(撮影/姉崎正)

今回新垣がテストしているのは短尺モデル「スパイダー ZT」(撮影/姉崎正)

テーラーメイドのツアー担当、田中桂氏は「新しいゼロトルクパターは短尺、中尺、長尺の3種類あり、新垣さんは短尺モデルです。慣性モーメントが5Kありますので打点ブレに強く、パスに対してスクエアに動くので距離感だけに集中できるメリットがあります。ミスの傾向が左右に散らばってしまう人にオススメで、どんな方でもパッティング全体の平均点を上げれる様なコンセプトのパターです」と話した。

ゼロトルクパターというとかなり大きいヘッドをイメージするが、「スパイダー ZT」は通常のスパイダーと変わらないコンパクトな形状ながらもゼロトルクを実現。大きいヘッドが苦手という方でも違和感なく取り入れることができるかもしれない。ツアー人気が高いことから一般販売も検討しているとのこと。テーラーメイドからの公式発表を待とう。

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