
さくま・しゅり/2002年12月生まれ。埼玉県出身。埼玉平成高校卒業。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー1期生、2021年プロテスト合格(JLPGA93期)。プロ5年目の今年、KKT杯バンテリンレディスで初優勝

クラブの長さは45インチ、ロフト9度。「打音が少し高く、弾いてくれるイメージが持てて好きな音です」(本人)。シャフトは“叩き系”のレジオフォーミュラB+を挿す
クラブ契約はピンで、ドライバーはG430 MAX 10Kを昨年から使っている。「初速、高さ、スピン量のアベレージがどれも理想的な数字で、今年もこのドライバーを継続して使用することを決めました。」と開幕当初の言葉。昨年、トータルドライビングがツアー2位、今年は14位(5月8日時点)と安定感も継続。ニューモデルのG440も試打して好感触だったが、今のところ替えられない1本となっている。

FWのシャフトは飛距離と安定性を兼ね備えたレジオフォーミュラM+、UTはモーダス³ハイブリッド プロト
FWは3Wと5Wで、こちらはG440 MAXに新調した。前作G430 MAXとの比較では、初速が出て、よりボールが前に飛んでくれるイメージを持て、実際のキャリーも伸びたことでスイッチに至ったという。

使用頻度の高いUTは「球が上がりやすく、拾いやすいです」と信頼する
UTもG430からG440へ変更。「弾道がさらに高くなってキャリーも伸びました。アドレス時の安心感も気に入っています」と本人。

「打感は軟らかく、出球は以前のモデルより強くなっている感覚です」。このアイアンにスイッチし、つかまりも良くなったとお気に入り
アイアンはブループリントSで6I~PW。「アイアンは操作しやすそうなイメージが湧くので、小ぶりな顔のヘッドが好きです。以前まで右に抜けてしまうミスが多かったのですが、ブループリントSに替えてから方向性も距離感もまとまってくれます」

アプローチで重視しているのは、「いかに自分のイメージ通りの球を出せるか」。54・58度はフェースを開いて使いやすいHグラインドをチョイス
ウェッジは50・54・58度の3本態勢でピンのs159を使用。深いラフやバンカーからでもイメージ通りに止まってくれるそうだ。54・58度のソールはHグラインドを採用しており、フェースを開いた時もヘッドの据わりが良くなって芯に当たる感覚が持てる点が気に入っているという。

DS72に替えて、アライメントの取りやすさと同時にストローク軌道とテンポの安定性が増したという。現時点でバーディ数は全体の5位にランクインしている
パターは今年からピンのスコッツデール DS72。やや大きめのミッドマレットで、グリップはテーパーレスのスーパーストロークを挿している。
「一番はアライメントが取りやすいこと。以前まで使っていたパターより据わりが良く、ターゲットに対してフェースが真っすぐ向きやすいのでとても気に入っています。打感はとてもソフトでフィーリングも出しやすいです。マレットの大きさも程良くて、形も好みです」とお気に入り。

佐久間朱莉の使用ボールはタイトリスト『プロV1x』
ボールはタイトリストのプロV1x。昨年まで、より硬度の高いレフトダッシュを使用していたが、今年からスイッチ。グリーン周りのフィーリングを重視した結果だそうだ
佐久間朱莉の最新クラブセッティング
1W/ピン G430 MAX 10K(9度)・N.S.プロ レジオフォーミュラ B+(S55)
3W・5W/ピン G440 MAX フェアウェイウッド(15・19度)・N.S.プロ レジオフォーミュラ M+(S65)
4U・5U/ピン G440 ハイブリッド(23度・26度)・N.S.プロ モーダス³ハイブリッド プロト(60S)
6I~PW/ピン ブループリントS・N.S.プロ 850GH(S)
GW・AW・SW/ピン s159 ウェッジ(50度・54度・58度)・N.S.プロ 950GH Neo(S)
PT/ピン スコッツデール DS72
BALL/タイトリスト プロV1x
※スペックは編集部調べ