
ロングクランクネックが特徴の「ジラフビーム」に「Ai-ONEインサート」が搭載された
昨年、オデッセイから発売されたロングクランクネックを採用した「ジラフビーム」。ネックがヘッドから離れることで、シャフト軸の延長線上にフェースセンターが来ることでフェースバランスに近い特性になり、フェースの開閉が少なくなり真っすぐストロークできると人気になった。
だが、試合会場で選手がテストしているのは黒いフェースで、ブレード型はバックフェースが、マレット型はソールの一部がスケルトンになっている。そう、今やオデッセイを代表するインサートとなった「Ai-ONEインサート」が搭載された未発表の「ジラフビーム」だったのだ。

ヘッド形状はブレード型の「#2」、幅広ブレードの「DW」、ツノ型の「#7」、そして人気の「ジェイルバードMINI」と、中尺の「クルーザー ジェイルバード」の5モデル
ブレード型の「#2」をテストした菅楓華は「フェースに引っ付くような打感で、ボールが押せる」と、さっそく「Ai-ONEインサート」の効果を実感。「ネックが細いので重心が高くなってない感じがしていい。AIのインサートも硬すぎなくてよかった」とは「ダブルワイド」を試した天本ハルカ。同じく「ダブルワイド」を手にした後藤未有は「前の『ジラフ』も使ってたんですけど、顔がまず好き。距離感も合っているし、ミスヒットした感じがない。とくに長めの距離のミスを補正してくれる感じ」と語る。

菅楓華(左)はブレード型の「#2」、天本ハルカ(右)は「ダブルワイド」をテスト

「ジェールバードが好き」という青木香奈子は「タッチが合いやすい」と絶賛
「ジェイルバードMINI」を試した選手が最も多く、「タッチが合いやすい。重さもあると思うけど、振り子運動がしやすいので、ロングパットの速さをイメージしやすい」(青木香奈子)、「構えた時にネックの長さを感じない。他の形もテストしたけど、念願のクランクネックのジェイルバード。これを待っていました」(神谷そら)、「構えやすいし、見た目的にかわいい」(政田夢乃)、「多分バランスがいいんだと思うけど、すごく打ちやすい」(リ・ハナ)と試したプロたちは好感触。

「Ai-ONEジェイルバードMINIDB」を使用している政田夢乃は「構えやすくて見た目もかわいい」

「打ちやすい。多分バランスがいいんだと思う」と言うリ・ハナ
「ロングクランクネック」と「Ai-ONEインサート」の相性のよさは確かなようだ。彼女たちが実戦投入するかどうかは、まだわからないが、気になるモデルばかり。正式発表が待ち遠しい。

吉田鈴(左)は「#7」、神谷そら(右)は「ジェイルバードMINI」を手にした
写真/浅田紀元