今年の全米女子オープンには総勢21名の日本人が出場するが、映えあるパワーランキング1位に推されたのがディフェンディングチャンピオンの笹生優花だ。

笹生優花が米ゴルフダイジェストの全米女子オープンの優勝予想ランキング1位に(写真/Getty Images)
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youtu.be21年と24年に全米女子オープンを2度制覇しているが21年は畑岡奈紗とのプレーオフ、ランカスターCCで開催された昨年は渋野日向子を3打抑えて優勝と、いずれも日本勢対決を制しての戴冠だった。
全米女子オープンで3勝以上挙げているのは6人だけ。もし笹生が連覇すればアニカ・ソレンスタムらのレジェンドと肩を並べ歴史にその名を刻むことになる。
パワーラインキング4位に入ったのが今季メジャー初戦シェブロン選手権で優勝を挙げた西郷真央。全米女子オープンにはこれまで3度出場しベストフィニッシュは33位タイ(23年)、昨年は予選落ちに終わっている。
それでも優勝候補の一角を担うわけはこれまでのメジャーでの実績だ。昨年はKPMG全米女子プロ選手権とAIG全英女子オープンで7位タイに入っており、シェブロンでの勝利によってメジャーの厳しいセッティングへの対応能力が高く評価されている。
もうひとりのジャパニーズメジャーチャンピオン(アムンディ・エビアン選手権V)古江彩佳が優勝候補の12番手。今季はルーキーの活躍に押され気味でまだ勝利はないがシーズン序盤のHSBC女子世界選手権で2位タイ、ブルーベイLPGAでも3位に入っており、昨年の全米女子オープンでも6位タイと実績は十分だ。
そしてポイントランク20位に滑り込んだのが前週メキシコ・リビエラ・マヤ・オープンで劇的なツアー初優勝を収めた岩井千怜。「いまもっとも勢いに乗る選手」として紹介されている。

岩井ツインズにも注目が集まる(撮影/Blue Sky Photos)
海外でも先週の後続に6打差をつける圧勝劇が大きく報道され「日本の22歳の驚異的なプレーが観客を驚愕させた」「ルーキーが他の追随を許さない圧倒的なプレーで圧勝」などといった見出しが踊った。
さらに岩井ツインズの妹が勝ったことで海外でも今季2位に2度入っている姉・明愛の優勝にも期待が高まっている。双子のダブル優勝となれば女子ゴルフ史上初。その可能性は十分にある。
ちなみにコルダのランキングは笹生に次ぐ2位だ。
岩井千怜のウェッジ連続写真
先週の岩井千怜優勝記事
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