
せりざわ・のぶお/1959年11月生まれ。静岡県出身。1982年プロ合格。国内メジャー1勝を含むツアー5勝。シニアツアー1勝。近年シニアツアーに出場しながら「チームセリザワ」としてアマチュアやジュニア世代の育成に尽力

弾いてくれる打感が飛ぶイメージに直結して、実際の飛距離もこのモデルでさらに伸びているとんこと。長さは46インチ。強いしなり戻り戻りが特徴のtrpx エアーを挿している
「ドライバーは今年から新しいマジェスティ ロイヤルに変更しました。前作は10.5度のロフトを1度立てていましたが、これは9.5度をいじることなく使え、構えた時の顔もしっくりきたので、もうそのままです。前作で10ヤード飛距離が戻り、これはさらに数ヤード伸びています」
シャフトは飛距離性能に特化したtrpx エアーの45グラムのフレックスSを挿す。

FWはグースネック気味のため、ネック部分をカスタマイズ。
FWはプレステジオ13の3Wと5Wを継続使用する。
「この2本は重心が深く、ボールがやさしく上がる設計のため、私にはフックフェースに見えてしまう。つかまり過ぎないようにヘッドが右に向くように調整しています」

UTもグースネック気味のため、ネック部分を調整しているそうだ。FW、UTは替えの利かないお気に入りモデルになっている
UTもプレステジオ13の4番と5番。
「このUTはちょっとグース(ネック)が入っていて、性能が僕にとってはつかまり過ぎるので、ネック部分に調整を入れています。シャフトはアイアン感覚で打ちたいので、少ししっかり感のあるテンセイホワイトの1Kを選びました」

新ロイヤルの5I~PW。飛び過ぎを防ぐため各番手2~3度ロフトを寝かせている。様々なシャフトを試してきた中で、フジクラのカーボンシャフト、トラヴィルの95グラムのSに決定
5I~PWはマジェスティロイヤルアイアンのニューモデルを入れる。
「既製品のモデルのままだと飛び過ぎちゃうので、各番手ロフトを2~3度寝かせてもらっています」

48度はアイアンと同じトラヴィル、52度と58度はN.S.プロモーダス³ ツアー120を挿す。バックフェース下部に空洞を設けたやや大きめのヘッド。スピンを掛けるための高重心化と重量調整の意図があるようだ
ウェッジは市販にはない芹澤専用プロトモデルで、48・52・58度の3本を揃える。
「元々使っていたモデルを使うつもりでしたが、マジェスティさんに特別に作ってもらい、昨年10月に完成しました。『どうせ作るなら他にはないものを作りたいね』ということでバックフェースの下部に空洞を設けて、他のウェッジにはないモデルにしました。今まで使っていたウェッジと比べて顔には変化がなく、少し軟らかい打感で打てます」

昨年までファントムを使用していたが、今年は新しいマレットタイプにスイッチ。ヘッドを見ると、黒く塗られた帯が特徴的
パターは新スタジオスタイルのファストバック1.5のプロトモデル。
「本当はピンタイプを使いたいのですが、今はピンタイプを使うと手が震えてしまうので(笑)。ヘッドの据わりが良く安心感があるのでこれを使っています」
ボールはタイトリストのプロV1x。スピン性能よりドライバーで弾いてくれる感覚を優先し、このモデルを使用する
現在65歳、ツアーでのエージシュートを目標に、成長意欲はまだまだ衰えていない。
芹澤信雄の最新クラブセッティング
1W/マジェスティ ロイヤル ドライバー(9.5度)・trpx エアー(45S)
3W・5W/マジェスティ プレステジオ13(15・19度)・フジクラ スピーダー NXグリーン(60S)
4U・5U/マジェスティ プレステジオ13(20・22度)・三菱ケミカル テンセイ1K ホワイト(80S)
5I~PW/マジェスティ ロイヤル アイアン・フジクラ トラヴィル(95S)
GW/マジェスティ 芹澤専用プロトタイプ ウェッジ(48度)・フジクラ トラヴィル(48度・105S)
AW・SW/マジェスティ 芹澤専用プロトタイプ ウェッジ(52・58度)・N.S.プロ モーダス³ ツアー120(52・58度)
PT/スコッティキャメロン スタジオスタイル ファストバック1.5 プロト
BALL/タイトリスト PRO V1x
※スペックは編集部調べ