昨年は黄金世代の新垣比菜が約6年ぶりの復活優勝を果たしたヨネックスレディス2024。今年も昨年同様、舞台は新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ。昨年大会のプレーバックから今年の見どころや会場へのアクセスなど、観戦に役立つ情報をご紹介!

6月6日(金)~6月8日(日)ヨネックスレディス2025

画像: ヨネックスレディス2024の様子(撮影/有原裕晶)

ヨネックスレディス2024の様子(撮影/有原裕晶)

会場:ヨネックスカントリークラブ/18ホール、6339ヤード、パー72
賞金総額:9000万円、優勝賞金:1620万円 

25歳の新垣比菜が2018年「サイバーエージェントレディス」以来、6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。荒天予報のため最終組スタートが午前8時と早められ、新垣は首位から出て、4バーディ、2ボギーの70で通算14アンダーとし、3打差をつけて優勝を果たした。

プレーバック2024

画像: 昨年大会を制した新垣比菜(撮影/有原裕晶)

昨年大会を制した新垣比菜(撮影/有原裕晶)

最終18番で優勝パットを決めると仲間の祝福を受けた新垣。1998年度生まれの黄金世代で勝みなみ、畑岡奈紗に次ぐ3番目に優勝を手にしながら、20~21年シーズンにシード落ち。ノーシードで迎えた3年目に待望の復活Vとなった。

2位タイには高橋彩華、蛭田みな美、穴井詩が11アンダーでフィニッシュしている。

画像: 副賞の「YARIS」が贈られた(撮影/有原裕晶)

副賞の「YARIS」が贈られた(撮影/有原裕晶)

主な副賞(2025)

・カローラ クロス
・コシヒカリ6俵
・ホールインワン賞:NO.16(200万円)、NO.3/NO.7(100万円+高級羽毛布団)
※決勝ラウンドのみ達成者全員
・指定外ホールインワン賞:10万円
・コースレコード賞:30万円
・イーグル賞:NO.18(30万円)
※期間中達成者全員
・ベストルーキー賞:100万円

プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

「大会を開催するヨネックスカントリークラブはコースにはアップダウンがあって、ブラインドホールも多いです。何人かの女子プロにコースの印象を聞いても同じで、『アップダウンが多いコースで育った女子プロが強い』と話してくれました。そんな背景を考えるとまず佐久間朱莉選手が思い浮かびます。先週は惜しくも予選落ちしてしまいましたが、メルセデス・ランキング1位はキープしています。あとは今季好調な菅楓華選手、先々週のブリヂストンレディス最終日に10アンダーと爆発した鈴木愛選手でしょうか。そして忘れてはならないのが世界ランク9位のキム・ヒョージュ選手。この4人に注目してほしいですね」と中村。

メルセデス・ランキング1位
佐久間朱莉

画像: 今季唯一複数回優勝を挙げている佐久間朱莉(撮影/大澤進二)

今季唯一複数回優勝を挙げている佐久間朱莉(撮影/大澤進二)

2025年度スタッツ(2025年6月5日時点)
メルセデス・ランキング:842.14pts(1位)/平均ストローク:70.3056(1位)/ドライビングディスタンス:243.73Y(17位)/パーオン率:70.0617%(16位)

中村からのコメント
埼玉県出身の佐久間選手。埼玉というと平野をイメージするかもしれませんが、彼女の地元はアップダウンのあるコースが多い。また今大会は3日間競技ということで「1stラウンド平均ストローク」が69.4545で1位の佐久間選手はスタートダッシュを決められ、そのまま逃げ切るというパターンが想定されます。日本勢が活躍した全米女子オープンに参戦できなかった悔しさもあるでしょうし、今週のモチベーションは高いはずです。

メルセデス・ランキング4位
菅楓華

画像: 今季大躍進を遂げている菅楓華(撮影/有原裕晶)

今季大躍進を遂げている菅楓華(撮影/有原裕晶)

2025年度スタッツ(2025年6月5日時点)
メルセデス・ランキング:568.37pts(4位)/平均ストローク:70.6667(4位)/ドライビングディスタンス:237.89Y(33位)/平均パット数(パーオンホール):1.7612(4位)

中村からのコメント
昨年はリランキングで後半戦から多くの試合に出場した菅選手ですが、全米女子オープンと同週だったこともあり、ヨネックスレディスには参戦し、2日目に「66」をマーク。最終日に「77」と大きくスコアを落としましたが、苦手意識はないはずです。そして何より、これまでプロ同期のなかでは一番優勝に近いと言われてきたなかで、先週、稲垣那奈子選手が優勝。同期初優勝を取られたわけですが、「今度は私が!」という気持ちは強いのではないでしょうか。

メルセデス・ランキング22位
鈴木愛

画像: 鈴木愛の今季初優勝なるか!?(撮影/姉崎正)

鈴木愛の今季初優勝なるか!?(撮影/姉崎正)

2025年度スタッツ(2025年6月5日時点)
メルセデス・ランキング:321.69pts (22位)/平均ストローク:71.3226 (12位)/ドライビングディスタンス:236.44Y(40位)/平均パット数(パーオンホール):1.7905(7位)

中村からのコメント
日本人が活躍した今年の全米女子オープン。鈴木選手は前週のブリヂストンレディスの最終日に「62」を出し、「今年は私も!」と思って挑んだはずです。ところが、会場であるエリンヒルズGCは飛距離が必須のコースで、上位選手は軒並み飛ばし屋。期待されて古江彩佳選手同様、鈴木選手の飛距離では少し分が悪かったように思います。とはいえ、Sky RKBレディスクラシック、ブリヂストンレディスと連続で4位に入り、調子は上向き。アップダウンがあるコースも苦にしませんし、今季初優勝がみられるかもしれません。

世界ロレックスランキング9位
キム・ヒョージュ

画像: 今季好調のキム・ヒョージュ(撮影/Blue Sky Photos)

今季好調のキム・ヒョージュ(撮影/Blue Sky Photos)

2025年度スタッツ(米LPGA)(2025年6月5日時点)
CMEランキング:1,052.125pts(6位)/平均ストローク:69.97(6位)/フェアウェイキープ率:81.92%(6位)/ドライビングディスタンス:252.50Y(121位)/平均パット数(パーオンホール):1.74(6位)

中村からのコメント
今年、米LPGAツアーのフォード選手権で優勝、メジャー初戦のシェブロン選手権ではプレーオフで西郷真央選手に敗れて2位タイだったキム・ヒョージュ選手。調子がいい中で挑んだ先週の全米オープンですが、米LPGAツアーでは飛ぶほうではないキム選手には厳しく、残念ながら予選落ち。悔しい思いを胸に来日しているはすです。昔からキム選手は「日本でプレーしたい」と公言しておりますが、そのためにはプロテスト合格、もしくはJLPGAツアーでの優勝がいまの必須条件。この試合に勝てば自身が望んでいた日本ツアーの道が拓けるので、そういった観点からも本気で優勝を狙いにきていると思います。

アクセス情報など

公共交通機関(電車)
長岡駅から無料送迎バスを運行
※詳細はHPをご確認ください
※長岡駅前アオーレ長岡からの発着となります

車利用の場合
●寺泊中央海水浴場駐車場:1800台
●北辰中学校周辺駐車場:250台(6月7日・8日)のみ
●和島支所駐車場:250台(6月7日・8日)のみ

チケット情報

■日付指定前売入場券(税込み)
6月6日(金)3000円
6月7日(土)4000円
6月8日(日)4000円

■女性限定券(日付指定前売券/税込み)
6月6日(金)2000円
6月7日(土)3000円
6月8日(日)3000円

■障がい者券(日付指定前売・当日券/税込み)
全日 1000円

■当日券(税込み)
6月6日(金)4000円
6月7日(土)5000円
6月8日(日)5000円
※同伴者のいる高校生以下は入場無料。ただし、中学生以下は同伴者が必須

中継情報 

【BS放送】
■BSテレ東
6月7日(土) 12:00~14:30(予定)
6月8日(日) 12:00~15:00(予定)

【インターネット配信】
■U-NEXT
6月6日(金) 10:30~15:45(LIVE)
6月7日(土) 10:30~15:45(LIVE)
6月8日(日) 9:40~15:10(LIVE)※表彰式終了まで

ギャラリープラザ情報

クラブハウス周辺では中学生以下を対象としたジュニアサイン会(6~8日)やサーモスボトル抽選会、契約プロや大会出場プロのサイン入りグッズなどを出品した能登半島地震復興支援チャリティーオークションなどを開催。土日にはジュニアレッスン会(7日14時30分~)や女性専用レッスン会(8日12時00分~)、新製品試打会(7日13時00分~、8日13時30分~)など様々なイベントが用意されている。詳細は大会公式HPをチェック!

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