「ツアーADのPTとDIの中間のようなフィーリング」（山田大晟）
長年「DI」を使用してきた山田だが、かなりフィーリングが合うとのこと（撮影／姉崎正）
「打っていてとても感覚が良くて、意外とすぐに実践投入できそうな印象でした」と語る山田大晟は、現在「ツアーAD PT」を使用中。「打った感じは元調子で左に行きづらく、今使っている『PT』と比べると少ししなりを感じますかね。かといって『DI』ほどまったりしなかったので、中間のような存在になるかと思います。かなり良い感じなので今週使うチャンスはあるかなと思います」と、調整次第では即投入できるくらいの手応えとのこと。
カチャカチャで挿し替え、テストする小平智（撮影／姉崎正）
同シャフトは小平智もテスト済み。印象を聞くと「『GC』の時はつかまらなかったのですが、程よくつかまってくれますし、打ち出し角が高い割にスピン量が少なくなっている印象があります。いつもより飛んでいるかもしれませんね」と話す。
計測器で測ったデータだとややアウトイン軌道が強くなっているとのことだが、「（長さやグリップを自分仕様に）変えて、変えて! 」と気に入っていた様子をみせた。プロアマ戦後の練習では以前から使用している「CQ」で練習を行っていたが、本戦で見かける日はそう遠くない⁉︎
大槻智春と清水大成も試打（撮影／姉崎正）
大槻智春は「出球は高いけど、ちょっと硬く感じましたし、自分にとってはつかまりがもう少し欲しい。自分はつかまらないシャフトをつかまえることが苦手で、どちらかというとつかまるクラブを逃がすのが好き。計測器ではスピンが2700rpm前後でしたが、3000rpmは欲しいので、フレックスを落した“S”も試してみたいですね」と男子トッププロがSフレックスの使用を示唆したのに驚くし、それくらい悪くない感覚なのだろう。
新作をテストした選手は多く、石川遼をはじめ、比嘉一貴、谷原秀人、小袋秀人らがテストをしているという。一般販売はまだ公表されていないが、前回の「CQ」同様、9月上旬と予測できる。詳細は公式からの発表を待とう。
去年夏に発売された「ツアーAD GC」
