ボールがつかまらずスライスばかりで飛距離も出ない……そんな“万年スライサー”も、体の正面でインパクトをすることを覚えれば、ボールがつかまりヘッドも走って飛距離が伸びるとプロは言う。「週刊ゴルフダイジェスト」6月3日号ではそのコツをお伝えしている。「みんゴル」では2回に分けてご紹介。【2回中1回目】
画像: スライスを脱却し、ボールをつかまえてヘッドも走らせたい! そのコツは“左肩”にあった!【体の正面でインパクトしよう!①】

解説/武田登行プロ
豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研究家。松原ゴルフアカデミーのヘッドプロ

画像: 武田プロがいう「左肩が逃げている」インパクトの見え方(左が前方、右が正面)

武田プロがいう「左肩が逃げている」インパクトの見え方(左が前方、右が正面)

ゴルファーの9割以上が、最初はスライスで悩むとよく言われる。しかし最初だけでなく、ゴルフ歴を重ねても相変わらず右へのミスに悩んでいる“万年スライサー”は多い。しかもスライスする人はボールをしっかりとらえられずに飛距離も出ないことが多い。

「スライスしたり飛距離が出ない人は、左肩が逃げていることが多いんです」というのは、ツアー経験もあるスウィング研究家・武田登行プロだ。

「どうして左肩が開いてしまうのか、その一番の原因は『体を回そうとする』からです。言い換えれば“ボディターン”を過剰に意識しているからです」

ゴルフの世界では、「手打ちはダメ」と言われる。そこで手打ちにならないように体を使ってスウィングしようとして、一生懸命に体を回そうとすることが、左肩が逃げる原因になっていると武田プロは言うのだ。

「左肩が逃げて開くと、当然スウィング軌道はアウトサイドインになります。振り遅れてフェースが開けば、球はつかまらずコスリ球になる。ボールはスライスするし飛距離も出ないという結果になります。さらにボールがつかまらないので、無理につかまえようと体を回して強引に左へ振ろうとすると、なおさら左肩が開くという悪循環に陥ってしまいます」

画像: インパクトで左肩が開くとコスリ球しか出ません!

インパクトで左肩が開くとコスリ球しか出ません!

これがスライサーに根強くまん延する“負のスパイラル”の仕組みだ。加えて「スウィング中の力み」も左肩が逃げる原因になる。力むと上体が突っ込み右肩が前に出て、必然的に左肩が逃げるからだ。

「ボールがつかまらずに飛距離が出ないという人は、左肩を逃がさずに“体の正面でインパクト”することを覚える必要があります。これができればボールがつかまるだけでなく、自然にビハインド・ザ・ボールになりヘッドも走るので飛距離も伸びるんです」

左肩が逃げる“負のスパイラル”

画像: スライスしたり飛距離が出ないのは”左肩が逃げている”からなんです!

スライスしたり飛距離が出ないのは”左肩が逃げている”からなんです!

画像: 左肩が逃げる“負のスパイラル”

さらに左肩が逃げると……
●ヘッドが上から入りテンプラの原因にも!
●スピン量が増えて飛距離もロスする!

「なぜ左肩は逃げるのか」のまとめ

【原因①】“ボディターン”を過剰に意識するから
【原因②】スウィング中に力んでしまうから

左肩を逃がさず体の正面でインパクトすれば、球もつかまり飛距離も伸びる!

▶体の正面でインパクトするには左肩がコツ?!

PHOTO/Norio Tsuburaoka 
THANKS/松原ゴルフガーデン
※週刊ゴルフダイジェスト6月3日号「体の正面でインパクトしよう!」より一部抜粋

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