タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第72回は2009年に製作され、サークルTのロゴが特徴的な「ニューポート2」をお届け!
またがるサークルT

2009年に製作された、SSS(ステンレススチール)のニューポート2。トップラインには、白くペイントフルされたサークル形のサイトドットが刻印されている
インダストリアル・サークルTがエングレイブ(機械彫刻)された、ニューポート2である。
インダストリアル・サークルTとは、バックフェースからフランジにまたがって刻まれたサークルTのことで、ジャンボ・サークルTと呼ばれることもある。
ちなみに、このパターのCOA(保証書)には、「Xperimentaltour prototype(実験的なツアー試作品)」の表記があり、バンパー部分には「NO.1」の刻印がある。察するにこのパターは、インダストリアル・サークルTが刻まれた最初の1本なのであろう。
どんなジャンルにおいても、コレクターにとって、「NO.1」の称号は大きな魅力である。オーナーも、その名に惹かれてこのパターの購入を決断したのだという。
見れば、プロトタイプの1本目らしく、ソールはスムーズなままで、全体的に装飾の少ない仕上がりとなっている。
キャメロンのパターは見ているだけで楽しい。しかし、こういうシンプルなツアーモデルは、実戦で使い倒してみたいものである。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
※週刊ゴルフダイジェスト5月27日号「キャメロンマニア宣言」より