米女子ツアー、ショップライトLPGAクラシック2日目が行われ、今週も日本勢が躍進している。
画像: トップと2打差の3位スタートの岩井明愛(撮影/姉崎正)

トップと2打差の3位スタートの岩井明愛(撮影/姉崎正)

私事ながら、先日テレビ東京の「Weekly女子ゴルフ」という番組に出演してきました。開催中の「ヨネックスレディス」の優勝者を予想するという趣旨だったのですが、共演させていただいた北田瑠衣さんが、3日間競技の戦い方について、とにかく初日が大事だということをおっしゃっていました。

さて、今週開催のショップライトLPGAクラシックは、米女子ツアーで年間2試合しかない“初日が大事”な3日間大会。その初日は、岩井明愛選手がトップと2打差の3位、馬場咲希選手、古江彩佳選手が3打差4位タイと好発進を切りました。

この試合について調べていくと、ちょっと面白いデータが出てきました。2024年、2023年と、ここ2年連続で優勝スコアが14アンダー。2022年は12アンダーで、2021年も14アンダー。

こんな感じでたどっていくと、過去10年の平均優勝スコアは13.6アンダー。やっぱり、14アンダーがひとつの目安になりそうな気配です。

初日が大事な3日間競技で過去10年の勝者は初日をどんなスコアで回っているのかも調べてみました。優勝者の初日平均スコアは66.9。もっとも良いスコアだったのが、「64」で、もっとも悪いスコアは「69」。過去10年、初日70台で優勝した選手はいないことがわかりました。

つまり、3日間の短期決戦である今大会では、初日に少なくとも2アンダー以上のスコアで回り、最終的に14アンダー近辺までスコアを伸ばした選手が勝つ確率が高いと言って良さそうです。

というわけで、初日にその条件をクリアした選手を見てみましょう。

●岩井明愛 65(-6)

●馬場咲希 66(-5)

●古江彩佳 66(-5)

●竹田麗央 67(-4)

●西郷真央 67(-4)

●岩井千怜 68(-3)

●吉田優利 68(-3)

●山下美夢有68(-3)

その数、実に8選手。ちなみに、この試合で過去に唯一勝っている日本人選手が宮里藍さん。2010年に、16アンダーで制していますが、初日は66と優勝者の初日平均に近いスコア。そこから67、64と好スコアを並べ、2位に2打差で勝利を収めました。

藍さん以来、15年ぶり二人目の日本人優勝者は現れるでしょうか。3日間の短期決戦に注目です。

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