6月6日から6月8日にかけて、新潟県のヨネックスカントリークラブで開催されたJLPGAツアー第14戦「ヨネックスレディス」において、髙野愛姫がツアー初優勝を果たし、リランキング対象から外れた。第1回リランキングまで残り2試合。いま誰が当確圏内にいて、ボーダーにいる選手は誰なのかを「みんなのゴルフダイジェスト」では毎試合終了後に更新。

みんゴルが予想する第1回リランキング通過者は?

14戦目:ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2025
今週/15週目:宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント
ランキング決定/16週目:ニチレイレディス

みんなのゴルフダイジェストでは直近3年間(2022~2024年)の第1回リランキングのポイント数から、基準を100ポイントに設定していたが、ニチレイレディスまでの半分の試合が終わった段階で当確ラインを精査。そのタイミングで基準と呼ばれる35位の篠崎愛が保有したポイントは23.30ポイント。よって、約2倍の45ポイントを当確ラインとした。

▼暫定リランキング順位 ※黒太文字は新たに当確ラインに到達した選手
1位:(QTランク20位 )菅楓華/617.37pts
2位:(QTランク37位 )荒木優奈/515.50pts
3位:(QTランク18位 )入谷響/403.09pts
4位:(QTランク29位 )葭葉ルミ/356.71pts
5位:(QTランク30位 )仲村果乃/239.33pts
6位:(QTランク19位 )山城奈々/227.08pts
7位:(QTランク16位 )セキ・ユウティン/200.26pts
8位:(QTランク52位 )宮田成華/187.51pts
9位:(QTランク33位 )泉田琴菜/184.22pts
10位:(QTランク36位 )吉田鈴/165.61pts
11位:(QTランク32位 )後藤未有/158.84pts
12位:(QTランク-位 )笠りつ子/144.10pts
13位:(QTランク53位 )都玲華/133.67pts
14位:(QTランク14位 )徳永歩/133.56pts
15位:(QTランク10位 )髙久みなみ/130.70pts
16位:(QTランク31位 )沖せいら/126.77pts
17位:(QTランク74位 )中村心/125.30pts
18位:(QTランク1位 )永井花奈/123.36pts
19位:(QTランク4位 )サイ・ペイイン/115.16pts
20位:(QTランク-位 )木戸愛/111.38pts
21位:(QTランク34位 )藤田かれん/98.86pts
22位:(QTランク54位 )寺岡沙弥香/98.87pts
23位:(QTランク40位 )山路晶/73.86pts
24位:(QTランク9位 )政田夢乃/73.73pts
25位:(QTランク-位 )勝みなみ/73.33pts
26位:(QTランク2位 )森井あやめ/72.62pts
27位:(QTランク21位 )永嶋花音/66.27pts
28位:(QTランク-位 )畑岡奈紗/66.00pts
29位:(QTランク-位 )渋野日向子/55.00pts
30位:(QTランク8位 )吉本ここね/54.53pts
31位:(QTランク-位 )木下彩/52.90pts
32位:(QTランク24位 )三ヶ島かな/46.30pts
33位:(QTランク49位 )金田久美子/46.02pts
==5/20で設定したみんゴル予想当確ライン45pts==

今大会において、みんゴル”当確”ラインに入ったのは寺岡沙弥香と金田久美子の2選手。寺岡は前回までの25.54ポイントから、ヨネックスレディスの3位タイで73.33ポイントが加算。累計98.87ポイントで、リランキング40位から大きくジャンプアップ。

画像: 左が金田久美子、右が寺岡沙弥香

左が金田久美子、右が寺岡沙弥香

一方、リゾートトラスト終了時点でボーダーライン上にいた金田久美子は、ヨネックスレディスで40位タイに入り、41.52ポイントから、4.50ポイントを加算し、46.02ポイントとなった。リランキングまで残り2試合を残すが、第1回リランキング後から第2回リランキングまで、レギュラツアーへの出場権を確保したといっていいだろう。

ボーダーライン近辺でいえば、6月9日の段階で、リランキング34位の髙木優奈、40位の青木香奈子は今週、来週の出場資格がないので、他選手の結果次第となる。

今週の「宮里藍 サントリーレディス」は4日間競技。もっとも当確ポイントに近い篠崎愛は、45ポイントまで残り2.02ポイントのため、単独66位フィニッシュで到達。大出瑞月は単独39位が求められる。ちなみに、単独15位で45ポイントを獲得できるため、小暮千広を含め、全員にジャンプアップの可能性はある。

今週ポイントを突破する可能性がある選手

34位:(QTランキング62位)髙木優奈/44.89pts(今週・来週出場予定なし)
35位:(QTランキング3位)篠崎愛/42.98pts
36位:(QTランキング13位)大出瑞月/37.30pts
37位:(QTランキング27位)工藤優海/36.85pts
38位:(QTランキング22位)小野 祐夢/34.71pts
39位:(QTランキング45位)上野菜々子/34.03pts
40位:(QTランキング134位)青木香奈子/33.36pts(今週・来週出場予定なし)
41位:(QTランキング5位)小滝水音/28.45pts
44位:(QTランキング42位)手束雅/21.39pts
45位:(QTランキング28位)横峯さくら/19.65pts
46位:(QTランキング46位)林菜乃子/19.28pts
47位:(QTランキング15位)安田彩乃/17.39pts
48位:(QTランキング12位)岸部桃子/16.80pts
49位:(QTランキング38位)石川明日香/16.20pts
50位:(QTランキング35位)奥山友梨/16.07pts
51位:(QTランキング--位)仁井優花/15.70pts
53位:(QTランキング17位)下川めぐみ/12.08pts
54位:(QTランキング--位)権藤可恋/11.72pts
59位:(QTランキング6位)永田加奈恵/7.50pts
62位:(QTランキング66位)六車日那乃/4.81pts(今週主催者推薦)
65位:(QTランキング25位)清本美波/4.00pts
70位:(QTランキング145位)P・サイパン/2.86pts(今週主催者推薦)
288位:(QTランキング283位)小暮千広/0.00pts(今週主催者推薦)

◆リランキングとは?

シード選手及び当該年度優勝者以外のTP(トーナメントプレーヤー)登録者が対象。メルセデス・ランキング上位順に並び替え(並び替えたリストをリランキングリストという)、リランキング実施競技から、リランキングリストに基づき出場資格を付与する。

▼リランキング実施時期
 
●第1回目
 ∟基準競技:週番号第24週「ニチレイレディス」
 ∟実施競技:週番号第25週「アース・モンダミンカップ」
 

●第2回目
 ∟基準競技:週番号第38週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」
 ∟実施競技:週番号第40週「スタンレーレディスホンダ」

みんゴルの“当確”ラインは35位(45pts)だが、昨年の実績は?

なお、みんゴル当確ラインは、「当選確実」という言葉から、ギリギリよりも少し余裕を持って35位(45ポイント)に設定している。「では、実際にどうなのか」という声も聞こえてくるので、昨年の実績を提示しておこう。

24年実績で第1回リランキング後で、フィールドが小さくQTランキングで出場しにくい3日間競技は下記の6試合あり、リランキング対象者の出場は下記のとおり。

●北海道meiji/第1回リランキング上位者/22人、次点補充者/20人(推薦を除く出場者最下位リランク45位)
●NEC軽井沢72/第1回リランキング上位者/22人、次点補充者/19人(推薦を除く出場者最下位リランク44位)
●CAT Ladies/第1回リランキング上位者/20人、次点補充者/28人(推薦を除く出場者最下位リランク55位)
●ゴルフ5レディス/第1回リランキング上位者/18人、次点補充者/36人(推薦を除く出場者最下位リランク66位)
●住友生命Vitalityレディス 東海クラシック/第1回リランキング上位者/18人、次点補充者/19人(推薦を除く出場者最下位リランク40位)
●ミヤギテレビ杯ダンロップ女子/第1回リランキング上位者/20人、次点補充者/24人(推薦を除く出場者最下位リランク48位)

リランキング対象者が出場するには2つのカテゴリーがあり、それが「第1回リランキング上位者」と「次点補充者」。前者はその名のとおり、リランキング上位から主催者が定めた順位に入れば出場できる。後者はシード選手(永久シード選手を含む)などが出場しない場合に発生する資格で昨年は住友生命Vitalityレディス 東海クラシックのイ・チヒの40位が一番高ランクになる。

昨年ベースでいえば、公式では確実に出場できる「第1回リランキング上位者」の資格はリランキング18位まで。とはいえ、有資格者全員が出場するわけではないので、「次点補充者」で40位までが全試合(13試合・公式戦「日本女子プロ選手権」を含む)に出場できるわけだ。

ちなみに、「竹田麗央、山下美夢有などの多くの25年シーズンのシード選手が米LPGAツアーに参加するので、昨年よりもQTランクが低くても出場できる」と言われていた(「みんゴル」でもそのように紹介した)が、確認できる限りでは、そのようなことはなかった。

●Vポイント×SMBC(24年はVポイント×ENEOS)
25年/「QTランク」25名、「次点補充者」11名(QTランク36位までが出場)
24年/「QTランク」23名、「次点補充者」15名(QTランク41位までが出場)
●富士フイルム・スタジオアリス
25年/「QTランク」20名、「次点補充者」15名(QTランク37位までが出場)
24年/「QTランク」20名、「次点補充者」20名(QTランク41位までが出場)
●パナソニック オープン レディース
25年/「QTランク」19名、「次点補充者」28名(QTランク38位までが出場)
24年/「QTランク」18名、「次点補充者」20名(QTランク39位までが出場)
●Sky RKBレディス(24年はRKB×三井松島レディス)
25年/「QTランク」16名、「次点補充者」20名(QTランク37位までが出場)
24年/「QTランク」15名、「次点補充者」20名(QTランク37位までが出場)

よって、昨年の第1回リランキング40位が全試合出場へのひとつのラインになると思われる。

写真/岡沢裕行

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