
年間女王を争う「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」ランキングでトップの西郷真央(撮影/岩本芳弘)
まずはプレーヤー・オブ・ザ・イヤーランキング。これは、トップ10フィニッシュした選手に与えられるポイント(優勝30ポイント、2位12ポイント、3位9ポイント……といった配分)の合計で争われるランキングで、年間を通じていかに上位で活躍したかの指標となります。
このランキングの上位2名は日本人選手。西郷真央選手が88ポイントで1位、竹田麗央選手が68ポイントで2位となっています。日本勢では1987年に岡本綾子さんが獲得しているプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトル。38年ぶりの獲得に期待が高まります。
米LPGAの公式YouTubeで西郷真央が勝ったメジャー第1戦「シェブロン選手権」のプレーオフをプレーバック
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youtu.beまた、西郷真央選手は「ロレックス・アニカ・メジャーアワード」という、メジャーでの活躍度を示すランキングでも1位です。
その西郷選手が昨年獲得した賞といえばルーキー・オブ・ザ・イヤーですが、そのランキングを独走しているのが竹田麗央選手です。
米LPGAの公式YouTubeで竹田麗央が勝った「ブルーベイLPGA」の最終日をプレーバック
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youtu.be現在のルーキー・オブ・ザ・イヤーポイントは637と、2位に200ポイント以上の差を付けています。
ちなみに、その2位が山下美夢有選手(393ポイント)。3位岩井千怜選手(372ポイント)、4位岩井明愛選手(263ポイント)と続きます。以上のように、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの上位4人も日本勢です。
また、もっとも重要といっていい年間を通じたポイントランクであるCMEグローブ・ポイントランキングでは竹田選手が2位、西郷選手が3位につけています。ちなみに1位はジーノ・ティティクル、4位がネリー・コルダです。
年間の賞金ランクだと西郷真央選手が2位、竹田選手が3位。西郷選手はここまで195万9593ドルの賞金を獲得。これは日本円にして約2億8378万円に相当します。
西郷、竹田両選手が牽引し、強すぎる日本人ルーキーたちが躍動する。そんな今季の米女子ツアーにおける日本勢の活躍は、数字にも如実に表れています。