2025年6月25日現在、ボクの欧州レジェンズツアー挑戦も4試合を終えました。ここまでまだまだ納得いく成績を出せていませんが、前週のコスタ・ナバリノレジェンズ(ギリシャ)でやっとアンダーパー(2アンダー26位タイ)を出せたので、これからさらに気を引き締めていきたいと思います。
画像: 今年の目標を少し変更します! 夢は変わらず「海外メジャー出場」【ヨコシンの欧州レジェンズツアーレポート「夢に向かって」 #10】

横田真一(よこたしんいち)

72年生まれ。53歳。専修大学ゴルフ部出身。95年にツアーデビューすると、その年にシード権を獲得し、97年の全日空オープンで初優勝を飾る。その後、アプローチイップスに悩むも、10年のキヤノンオープンで13年ぶり2度目の勝利を挙げた。40歳をすぎてから順天堂大学院・医学研究科に入学し、2年間の修士課程を修了するなど、知見を深める努力も怠らない個性派プロゴルファー。現在は、日本と欧州のシニアツアーに参戦しながら、YouTuberとしても活躍中。

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この連載のはじめにお話ししましたが、欧州レジェンズツアー挑戦におけるボクの最大の目標は、全英シニアオープンをはじめとするメジャー競技への出場です。ボクのプロゴルファー人生において、いまだ経験のないメジャー出場。この夢をどうにかして叶えたいと思っているのです。

とはいえ、今年の全英シニア(7月24~27日)への出場は厳しいかもしれません。全英シニアまであと2試合を残し、ボクはまだ出場資格を得られていないからです。もちろん、全英シニアのマンデートーナメント(本戦出場をかけて、開催週の月曜日に行われる予選会)にも出場しますが、それも実力者揃いの中の上位3~5人しか通過できない狭き門なので……。

「コスタ・ナバリノレジェンズ」最終日前半をチェック【横田真一チャンネル】

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では、ボクがいま何を目標にしているかというと、来年の全英シニアへの出場です。全英シニアの出場資格はいくつかあるのですが、ボクが狙っているのは、「前年度のレジェンズツアーの上位20位までの者」というカテゴリー。つまり、今年のポイントランキングで20位以内に入って、来年の全英シニアオープンへ出場することが目標なのです。

さらに、ポイントランキングで20位以内に入れば、来年のレジェンズツアーのシード権も得られますし、もっと頑張って10位以内に入れば、全米シニアオープンへの出場資格も手に入れることができます。そこまで達成できたら、今回の挑戦は大成功と言えるでしょう。

ちなみに、4試合を終え、現在のポイントランキングは60位。ですので、目標を達成するためには、ここからの巻き返しが重要になってきます。なにより、もっと頑張らないとお金がきついので……(笑)

欧州レジェンズツアーの費用面を赤裸々に語る【横田真一チャンネル】

画像: お金がないです あそぶをクビにする? 何が起きてるのか2人で話し合いました 今後の活動にどのように影響が出るのか 緊急ミーティング  #全英シニアOP #エスプリ #ヨーロッパツアー www.youtube.com

お金がないです あそぶをクビにする? 何が起きてるのか2人で話し合いました 今後の活動にどのように影響が出るのか 緊急ミーティング  #全英シニアOP #エスプリ #ヨーロッパツアー

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日本のツアーの場合、1試合にかかる経費は20~30万円程度です。ところが、レジェンズツアーは、エコノミークラスで移動しても最低100万円はかかります。賞金額は試合によって変わりますが、初戦のステイシュア・マーベラレジェンズ(スペイン)を例に挙げると、優勝賞金は7万5000ユーロ(約1200万円)、10位で1万2750ユーロ(約200万円)、20位で6600ユーロ(約110万円)。ですから、毎回20位以内に入らないと赤字になってしまうのです。

もちろん、それは覚悟の上の挑戦だったのですが、実際に戦ってみるとかなりのプレッシャーになってきました。早く上位に入って賞金を稼がないと、大変なことになってしまいます。正直、スポンサーさんのご協力がなければ、1年間を戦うことは難しかったでしょう。まずは、この場をお借りして、ご協力をいただいている方々に心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございます。

さて、次の試合は、中国で開催されるレインウッド・レジェンズ(7月4~6日)です。この試合は、北京にあるレイン・ウッド・パインバレーというコースで行われるのですが、まずはここに全力でぶつかっていきたいと思います。コースについたら、またレポートしますので、みなさん、よろしくお願い致します。

写真/本人提供

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