女子ゴルフの今季国内ツアー第15戦「アース・モンダミンカップ」2日目が27日、千葉県のカメリアヒルズカントリークラブで開催。初日、2位に2打差をつけた河本結は、2日目もスコアを伸ばし、4バーディノーボギーで首位をキープして週末に挑む。

「以前の自分を超える感じでプレー」

画像: 2位と2打差をつけてトップをキープした河本(撮影/大澤進二)

2位と2打差をつけてトップをキープした河本(撮影/大澤進二)

初日を66の6アンダーで1位で終えた河本。米LPGAメジャー第3選「全米女子プロゴルフ選手権」で、台風並みの強風が吹き荒れ、苦しめれた経験と悔しさから、初日の好スコアに繋がったという。

「(全米女子プロでは)風がめっちゃ強かったんで、それに比べると全然だっていう余裕の気持ちだったのが大きかったなと思います。多分そのときの半分ぐらいしかいってないくらいでした」と、アメリカで難コンディションを経験したことが功を奏した。初日の風速は平均で3.6m/sで、これは帽子が飛ばされるくらいの風の強さ。そして、最大風速は17.6m/sを記録した。

そして2日目の今日、河本は2番の短めのパー4(324Y)で、得意の100Y以内を手前2mにつけバーディを獲ると、7番(331Y・P4)の2打目(60Y)を58度で1mに付けてバーディを確実に取っていく。

「ウェッジは前から重点を置いて練習してきましたし、自信を持って打てました。自分を信じれたことが大きかったです」とショートゲームを重視する河本らしいプレーをみせた。

後半の10番(399Y・P4)の2打目を5番アイアンで打つと、ピン横5mにつけ、やや長めのバーディパットとなるも持ち前のパッティングでねじ込む。そして、14番(544Y・P5)の3打目を1mに付けて楽々バーディ。2日目は4アンダーの68、2位と2打差で3日目に臨む。

河本は初日、難関と言われている9番(189Y・P3)をボギーとなったが、2日目は修正し、パーセーブ。本人の意識を聞くと「9番はダブルボギーだけ消すというのが約束だったので、そこに集中していたので、クリアできてよかったです」と話している。

2日目終了後に河本は、「先週は自分のゴルフが通用しなかったことが悔しくて、『とんちんかんなことしてんじゃねえよ』ぐらいな感じでした。でも自分のゴルフにプライドを持ってやっていたし、気持ち込めて打っていたからミスショットもなかったし、いいショットばかりでした。結果がついてこなかったことが悔しかったですね」と語り、今週の意気込みについては「優勝とかもかんがえていませんし、スコアも眼中になくて、自分が以前を超える感じでやっています。今のゴルフで1番になれるには、今持っている技術を発揮して、いいスコアで上がることだと思いますので、今やっていることが間違いじゃないってことを証明できるように頑張ります」と話した。

河本結は平均ストローク、リカバリー率が国内女子でトップの成績となっており、ショートゲームを徹底して練習していることで有名だ。グリーンが大きい今週は、今までの努力が形になっていることも考えられそうだ。そして先週の全米女子プロの悔しさを糧にレギュラーツアー3勝目に期待したい。

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