2023年国内下部ツアー賞金王の生源寺龍憲は、その資格で得たレギュラーツアーに参戦しながらアジアンツアーも転戦。そして、今年は開幕戦で初優勝を飾り、6月の選手会主催大会で2勝目を挙げT、目下JGTO賞金ランク1位。そんな生源寺はクラブへのこだわりがひと一倍強い。こだわりの14本を紹介しよう。
画像: しょうげんじ・たつのり/1998年5月生まれ、山口県出身。同志社大卒。2020年プロ転向。昨年、JGTOツアーのシード権を獲得、今年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で初優勝し、6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で2勝目を挙げた

しょうげんじ・たつのり/1998年5月生まれ、山口県出身。同志社大卒。2020年プロ転向。昨年、JGTOツアーのシード権を獲得、今年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で初優勝し、6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で2勝目を挙げた

画像: 楽につかまえて飛ばしたいからとドローバイアスのパラダイム Aiスモーク MAX Dを使う。ただし、ドライバーの球筋はフェード。現在の平均は298.76ヤードだが近い将来の海外挑戦を視野に、さらなる飛距離アップに取り組んでいる

楽につかまえて飛ばしたいからとドローバイアスのパラダイム Aiスモーク MAX Dを使う。ただし、ドライバーの球筋はフェード。現在の平均は298.76ヤードだが近い将来の海外挑戦を視野に、さらなる飛距離アップに取り組んでいる

ドライバーはキャロウェイのパラダイム Aiスモーク MAX Dの9度。つかまりの良い“やさしい”性能を生かしてフェースローテーションを使わずに飛ばしている。やさしいヘッドに対してシャフトは“ハードめ”なベンタス ブラックの6X。挙動の少ないシャフトでヘッドの動き過ぎを抑えながらフェードボールを持ち球にし、ドライビングディスタンスは298.76ヤードをマーク。

FWの3Wは開幕当初キャロウェイのパラダイムを使用していたが、現在はエリートの3Wでドライバーと同じベンタス ブラックを挿している。

UTは3UがAPEX UW、4Uはスリクソンのアイアイ型UTを今年の序盤は投入しがていたが、現在はこちらもエリートにスイッチ。飛距離は3Uが250ヤード、4Uで230ヤード。

画像: アイアンショットに定評のある生源寺はキャビティ(写真)とマッスルバックのコンボ。パーオン率69.841%で全体の10位。距離感の精度を上げるためフェースのスコアラインはノーメッキ

アイアンショットに定評のある生源寺はキャビティ(写真)とマッスルバックのコンボ。パーオン率69.841%で全体の10位。距離感の精度を上げるためフェースのスコアラインはノーメッキ

アイアンは5I~7Iが藤本技工のキャビティモデル101CBプロト、8I~PWが同じく藤本技工の101MBプロトを使う。

藤本技工は日本の鍛造アイアンの聖地とも言うべき、兵庫県市川町にある軟鉄鍛造アイアン&ウェッジメーカー。クラフトマンの一人、藤本雄介さんに話を聞いた。

「生源寺プロは2022年頃から我々のクラブを使っています。元々セットでキャビティアイアンを揃えていましたが球が強すぎて距離感がぼやけてしまう時があるということで、8I~PWをマッスルバックに替えて今のコンボセッティングになりました。ちなみにこのマッスルバックは生源寺プロのために開発したパーソナルモデルのような存在です。5I~PWまで一貫して、フェースのスコアライン部分だけノーメッキで作っています。彼はスピンコントロールやフライヤー軽減の観点でノーメッキにこだわっています。また、(フェースの)面でクラブをコントロールするとのことで“面”で捉えやすいように少し角張ったヘッド形状にしています」

画像: 3本のウェッジはそれぞれの番手に合わせてヘッド形状やソールグラインドを調整している。また、昨年のサンドセーブ率(38.983%)の反省から、今年は58度をバウンス8度から10度に変更。それが功を奏したのか、50.000%まで上昇

3本のウェッジはそれぞれの番手に合わせてヘッド形状やソールグラインドを調整している。また、昨年のサンドセーブ率(38.983%)の反省から、今年は58度をバウンス8度から10度に変更。それが功を奏したのか、50.000%まで上昇

50・54・58度のウェッジも藤本技工の101TWを使用する。以前は、50・56・60度の構成だったが、アジアンツアーのハードなコース状況に合わせて、現在の3本に定着したそうだ。58度は鉛を貼って使うことを前提に、重量を軽めに仕上げているという。

画像: パターはオデッセイのホワイト・ホットOG ♯7 CH

パターはオデッセイのホワイト・ホットOG ♯7 CH

平均パット数は1.6986でツアー5位。アライメントのラインがしっかり入ったヘッドのクランクネックタイプが好み。

ボールはスリクソンのZスター ダイヤモンドを使用していたが、先週開催の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」からZスターに変更。元々Zスターのソフトな打感を好んでいたという。夏場を迎えてヘッドスピードが上がったことに伴い、アイアンのスピン量が増えてグリーンにボールをより止めすくなり、変更に至ったそうだ。変更直後の試合で即フィットし、自身ツアー2勝目を飾った。

こだわり満載のアイアンやドライバーを武器に、今年は2勝をはじめ、コンスタントに上位フィニッシュを続けている。いまや男子ツアーの主役のひとりだ。

生源寺龍憲の最新クラブセッティング

1W/キャロウェイ パラダイム Aiスモーク MAX D(9度)・フジクラ ベンタス ブラック(6X)
3W/キャロウェイ エリート FW(15度)・フジクラ ベンタス ブラック(7X)
3U/キャロウェイ APEX UW(19度)・フジクラ ベンタス ブラック(8X)
4U/キャロウェイ エリート UT(22度)・N.S.プロ モーダス³ハイブリッド プロト(X)
5I~7I/藤本技工 101CB フォージド プロト・N.S.プロ モーダス³システム3ツアー125(X)
8I~PW/藤本技工 101MB フォージド プロト・N.S.プロ モーダス³システム3ツアー125(X)
GW・AW・SW/藤本技工 101TW ウェッジ・N.S.プロ モーダス³ウェッジ(X)
PT/オデッセイ ホワイト・ホットOG ♯7 CH プロト
BALL/スリクソン Zスター

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