驚愕の285万円スタートのカワイイヤツ

ナビとメーターに10.25インチディスプレイがダブルで使われ、ソフトウェアも上級EVと同等の使いやすさ
捨てる神あれば拾う神あり。モーレツ物価高ですが探せば出てくるもの。名門コースでは週末3万円のプランもありますが、ネットで探れば「平日昼食付き5000円」の超お得プランのコースも出てくるのが現代ニッポンの凄さ!
そこでおすすめなのが超リーズナブルアジアンEV、韓国ヒョンデの新型スモールSUV、インスターです。日本車がEV普及で苦戦しているのはご存じの通りですが、高くつきがちなバッテリー価格にアドバンテージを持つアジアンメーカーは今こそ安くてクオリティの高いEVをガンガン投入しています。
なかでも全長は4m切りで、日本が誇る軽EV、日産サクラをも実質上回る衝撃コスパ。そのお値段はなんと284.9万円スタート! 最大56万円強のCEV補助金を使えばさらにお得に。もちろん売れ筋の「ラウンジ」グレードは350万円超えですが、電池量が49kWhに増えてモード航続距離は458㎞と超ロング。サクラが20kWhの電池で180㎞しか走れないのに比べ、超余裕!
それでいて見た目はポップでオシャレかつカラフル。ボディは全長3830×全幅1610×全高1615㎜と日本のコンパクトSUV、トヨタ・ライズより小さく、ガジェット風デザインもあって楽しく使えます。室内は思ったより広く、2人乗りのリアシートには大人が普通に座れ、280ℓのラゲッジは、そのままではキャディバッグは1つも積めませんが、リアシート片側を倒せば3個は余裕。
前後LEDライト標準装備はもちろん、意外なのがデジタル性能の高さで、ナビとメーターに10.25インチディスプレイがダブルで使われ、ソフトウェアも上級EVと同等の使いやすさ。
走りについては、115ps&147Nmのシングルモーターをフロントに備えているだけとモータースペックは普通ですが、ボディ剛性の高さ、サスペンションの作りが良く、乗り心地はしっかり&しっとり。遮音性が高いうえに日本専用のサスペンションセッティングにダンパーや電動パワステのチューニングがなされ、サイズ以上の上質感が味わえます。
何よりこれが実質300万円以下って凄い! エネルギー代も上手く使えばガソリン代の半分程度で済みますし、まさに新時代のリーズナブルゴルフにピッタリの1台なのです。
撮影車種/ヒョンデ インスター Lounge
全長×全幅×全高/3830×1610×1615mm
メーカー希望小売価格/357万5000円~
撮影/望月浩彦
撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ
※週刊ゴルフダイジェスト7月15日号「コージ中」より