女子ゴルフの今季国内ツアー第16戦「資生堂・JALレディスオープン」2日目が戸塚CC西Cで行われ、25歳の吉本ここねが3バーディ2ボギーの71で回り、6アンダーで首位をキープ。昨年優勝の桑木志帆は、永峰咲希、ウー・チャイェンと4アンダーで2位タイにつけている。

「資生堂・JALレディスオープン」2日目、6アンダーでトップに立った吉本ここね(24年撮影)
吉本は初日の5アンダーからスコアをひとつ伸ばし、2位に2打差をつけて単独トップに立った。
「最初はラフばかり……。耐えることが多く前半は苦しかった。それでも、ボギーの後にバーディが来てくれました。一日を通して、パッティングが良かったと思います」
スタートホールの10番と15番でボギーにしたが、13番と18番で取り戻し、2番のバーディにつなげた。
明日以降の課題のひとつはティーショットだという。
「曲げたくない気持ちが働き、体の動きが悪かったのかなぁ。アライメントがずれてしまうことが課題です」
初日はフェアウェイを外してラフに入ってもピンチをチャンスに変えられたが、長いラフを避けることが多くの選手が苦しんでいる難コースでのスコアメイクのカギになる。
もうひとつの課題はメンタルだ。
「(コースの)難しいイメージが、今のところ、いいイメージに変わってきています。自分らしいゴルフができればいいです」
前週のアース・モンダミンカップでは初日4アンダー3位タイでスタートしながら2日目は4つ落とし、結果的に55位の成績に終わった。そんな経験から、「初日が良くてもどんどん下がってしまうので……。伸び伸びとできなくなる感じがあります」と前日に課題を話してた。
成績より目の前の1打。「ベストを尽くします」と、"自分らしい伸び伸びゴルフ"で決勝ラウンドに臨む。