2025上半期ヒット商品ドライバー部門！『テーラーメイド Qi35』

「飛び」と「やさしさ」の限界に挑戦！
テーラーメイド Qi35

昨シーズン、「Qi10」で〝10K〞ドライバーの時代をリードしたテーラーメイド。飛びの3要素である「ボール初速」、「打ち出し角」「バックスピン量」に加え、「より高い寛容性」をさらに追求。「Qi35」ではカーボンがクラウン部のほとんどを占め、軽量化の実現に貢献する「60層カーボンツイストフェース」や複数の素材を組み合わせ最適に配置したマルチマテリアル構造がさらに進化したことで、フェース面上の重心位置を徹底的に低くすることに成功。有効打点エリアが広がり、飛距離性能のアップとより高い寛容性を高次元で両立した。

前作を上回る飛距離とやさしさ

「コア」とも呼ばれるスタンダードモデルの「Qi35」はMAXと同等サイズのヘッド後方に13gのTASウェイトを配置したことで、スタンダードモデルとしては初の慣性モーメント9000g・㎠超えを達成し、明らかにやさしくなった。ヘッドの前後にある2個のTASウェイトを調整することによって、「Qi35 MAX」に近づけることもでき、さらに、「Qi35 LS」に近い性能にすることも可能。

純正シャフトも3種類用意され、幅広いゴルファーが使えるドライバーだ。前作「Qi10 MAX」同様に慣性モーメントが10000g・㎠（＝10K）を超えているのが「Qi35 MAX」で、シリーズ中、最もミスヒットに強い。ヘッド後方の低い位置に34gの固定式タングステンウェイトを装着したことで、フェース面上の重心を低くし、ミスヒットしたときでもボールスピードを落とさず、バックスピン量の増減も少なくなった。とにかく曲げたくない、でも飛距離も妥協したくないというゴルファーにオススメ。

アスリートやヘッドスピードが速い人にはヘッドサイズが小ぶりで、空気抵抗が少ないエアロヘッドシェイプを採用している「Qi35 LS」。

フェース面上の重心位置を低くしたことで、今まで以上の強弾道かつ低スピンを実現。ソールに配された3つのウェイトを入れ替えることによってフェース面上の重心位置をセンターより低くすることもできる。

シリーズ最軽量でよりやさしいのが「Qi35MAX LITE」。総重量が270ℊ 台と軽量だが、ヘッド後方に25gの固定式タングステンウェイトを搭載して大慣性モーメントを実現。これはカーボンフェースを採用しているからこそ、軽量化しても余剰重量を生み出すことができたから。パワーやヘッドスピードに自信のないゴルファーでも扱いやすくなっている。

PHOTO／Akira Kato、Hiroaki Arihara