
国内外の多くのプロゴルファーが愛用する弾道計測器のトラックマン
デンマークのメーカーであるトラックマン。その日本市場を担当するデビッド・カーデューゼネラルマネージャー&VIPセールスが日本市場での今後の展開を説明した。
「我々はツアープロやティーチングプロといった専門性の高い方たちを通してブランドを認知させてきました。そして、次のステップとしてより多くのゴルファーに向けて事業を展開していく段階にきたと考えています。そこで重きを置くのがインドアゴルフ施設です。日本において、トラックマンというとアウトドアで計測できるトラックマン4のイメージが強いと思います。しかしグローバルで見ると、インドアゴルフ施設向けモデルのトラックマンiOのほうが圧倒的な販売数を誇っており、割合でいえば84%:16%ほどの差があるのです。日本でもトラックマンiOの普及に力を注ぐ予定です」
またカーデューGMは、インドアゴルフ施設は今後さらに拡大していくのではないか、と予想を立てている。
「米国ゴルフ財団の調べによると、2023年のアメリカではオンコース(屋外のゴルフ場)でプレーする人よりもオフコース(ゴルフ場以外)でプレーする人のほうが650万人多かったと発表しています。アメリカのオンコースゴルファー2660万人のうち約10%がゴルフを始めるきっかけとして何らかのオフコース体験を挙げているということがわかりました。
そして、この状況は近々日本にも波及するものだと考えています。我々はトラックマンiOのシェア拡大に力を注ぐとともに、モニターから本体まですべてをオールインワンで設置できるトラックマン・キオスクを発売し、より多くの人に広めていこうと思っています」
トラックマン・キオスクはパソコン、タッチスクリーン、カメラ、ケーブルをまとめて収納でき、簡単なセットアップで使用できるという。これからも拡大し続けるであろうシミュレーションゴルフ界の起爆剤になりそうだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月22日号「バック9」より