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最終18番で観客の声援に応えるブライソン・デシャンボー(撮影/姉崎正)
前回ロイヤルポートラッシュで全英オープンが開催された19年は予選落ち。全米オープン2勝を誇るデシャンボーだがこれまでリンクスには苦手意識があった。
風雨に見舞われた大会初日もノーバーディの78を叩き三桁台と大きく出遅れ予選突破さえ危ぶまれた。
「初日はかなりいいプレーをしたのに7オーバー。納得がいかなかったけれど2日目以降の3日間は何があろうと全力を尽くそう。メジャーの最終日のように全力で攻めるぞ、と自分にいい聞かせました」
「メジャーの最終日なんだからチャンスを活かして追い上げよう。イライラせずに自分を解き放つぞ、という気持ちでした。まさにスコッティ(シェフラー)がやっているようにね」
そうすればシェフラーに迫れるかもしれないという一縷の望みを抱いていた。しかし到底追いつけないレベルのゴルフで7打差をつけられた。
「彼はいま別次元。独自のリーグにいます。大学時代(2年後輩の)スコッティとよく一緒にプレーしていましたが当時はそれほど上手くなかった。でも卒業してから彼は多くのことを習得してきた。いまの彼のプレーは本当に感動的で我々全員が学ぶべきだと思います」
そしてこんなことも。
「彼は世界最高のゴルファーでありながら誰よりも家族思い。その2つのバランスを見事に保っているところが尊敬に値します」

家族愛が強いスコッティ・シェフラー(撮影/姉崎正)
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x.comアップした動画が数百万回再生される人気ユーチューバーであるデシャンボーはトランプ大統領とも親交があり、彼を応援するために大統領が会場を訪れるのでは、という噂もあった。
だがそれについては「合衆国の大統領ですよね? 彼(トランプ氏)はいまもっと大きな問題を抱えていると思いますよ」と笑顔で受け流した。
メジャーでトップ10入りしたことで9月のライダーカップはポイント上位により自動的に選出されることは確実だ。
この日の朝もキャプテンのキーガン・ブラッドリーがロッカーに「すごく感動的なものを入れてくれていた」。詳しい内容については「個人的なメッセージ。僕にとってはすごく意味のあるメッセージだった」と詳細は明かにしなかったがホームでおこなわれる(ニューヨークのベスページブラック)大会で必勝を誓うモチベーションになったようだ。