R&Aの最新データによると、世界中でゴルフが成長を続けていることが明らかになった。24年版の最新レポートでは、あらゆる形式でゴルフをする成人とジュニアの合計が1億800万人に達し、前年比300万人の増加となった。
画像: バーチャルとリアルを融合したゴルフリーグ、TGLが開催されるなど室内で行うゴルフが急成長を続けている

バーチャルとリアルを融合したゴルフリーグ、TGLが開催されるなど室内で行うゴルフが急成長を続けている

データはR&Aに加盟するアジア、アフリカ、カナダ、カリブ海諸国、中南米、ヨーロッパ、中東、オセアニアの各国ゴルフ協会から収集され、USGA(全米ゴルフ協会)が管轄する米国とメキシコは含まれていない。

今回初めて成人とジュニアの参加率を組み合わせたデータが掲載され、コースでのプレー形式(9ホール&18ホール)だけでなく、練習場や室内シミュレーター、アドベンチャーゴルフなど非伝統的な形式も含まれている。

これらのうち、少なくとも1つの形式でゴルフに関わっている成人は6410万人で23年から180万人増。今回新たに統計を取ったジュニア人口は4390万人で、そのうち80パーセントが非伝統的な形式でプレーしていることがわかった。

ただ、ゴルフ場でプレーをする人口も緩やかながら増加しており、成人とジュニアを合わせて現在4330万人。前年比60万人の増加となっている。しかし、数字を見るとコースでプレーする伝統派をほかの形式で楽しむ非伝統派が上回っており、ここ数年でゴルフの楽しみ方が大きく変化していることが顕著になった。

R&AのCEO、マーク・ダーボン氏はゴルフが拡大している現状について「世界148カ国のR&A加盟市場で参加者が増加していることをうれしく思います。1億人を超える人々が何らかの形でプレーしていることに大きな意義があり、ゴルフというスポーツの持続的な魅力が浮き彫りになりました」と述べた。

ちなみに、アジアは成人のゴルフ人口が2620万人で調査した国の中でトップだという。ただ日本だけを見ると、ゴルフ場でプレーをする人の数が減少しているというデータが出ているため、今後日本のゴルフ業界はインバウンドゴルファーの取り込みも重要と言えるかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年8月12日号「バック9」より

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