日本ゴルフ場経営者協会によると、2025年3月度の全国ゴルフ場利用者数は前年同月比で5000人減少の680万人となった。この現状を食い止めるべく各企業はさまざまな取り組みを行っている。
画像: ゴルフ初心者とゴルフ経験者がタッグを組んで9ホール回るゴルフイベント

ゴルフ初心者とゴルフ経験者がタッグを組んで9ホール回るゴルフイベント

ちなみにこのゴルフ場利用者数の推移を掘り下げてみよう。コロナ禍前の2019年3月度との比較では、7万6000人減少となり、ピークとなった2023年3月度の718万5000人から2年連続で減少している。つまり、日本のゴルフ業界にとってはゴルファー人口を増やすのは急務というわけだ。

そんな折、ゴルファーの裾野を広げる一環として、ゴルフ経験者がゴルフの楽しさを伝える"世話役"になるイベントが行われる。このイベントは「ゴルフのたすきpresents 教える人×教わる人 9ホールChallenge 2025」と題し、現在参加者を募っている。

同イベントは、ゴルフ初心者を応援するという趣旨で、ダンロップの住友ゴムグループとジュピターゴルフネットワークが手を組み今年で8回目を迎える。茨城県にあるフレンドシップCCを舞台に、ゴルフ経験者が初心者の良き手本となり、ゴルフの楽しさを伝えていき、さらに教わった人が次の初心者に伝えていく趣向。すなわちゴルフのたすきをつないで、新規ゴルファーのゴルフ継続率向上を目的とした両社の共同プロジェクトだ。

プレー方法は9ホールストロークプレー、2人1組で1つのスコアとする。ティーショットは全ホール2人で打ち、2打目からはベストボールを選択し、以後カップインまで交互に打つ。ただしティーショットは、最低3ホールは教わる人のショットを採用しなければならないという条件が付く。応募資格は初心者(ゴルフ歴1年以内か同程度の腕前)と経験者の2人1組となる。

そのほかにも若洲GLではビギナーデー2025を開催したり、GDO茅ヶ崎GLでは初心者ゴルファーサポート企画を春に行うなど、各ゴルフ場もさまざまな初心者向けのイベントを催すことでゴルファー人口を増やそうと力を入れている。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年8月12日号「バック9」より

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