海外女子メジャー今季最終戦「AIG女子オープン」が今週ウェールズのロイヤルポースコールGCで開幕。2日目を終え、2022年、2023年に2度JLPGAで年間女王に輝いた山下美夢有がトータル11アンダーで首位に立った。
画像: AIG女子オープン2日目、11アンダーで単独トップに立った山下美有夢。同組の竹田麗央は8アンダーで2位につけている

AIG女子オープン2日目、11アンダーで単独トップに立った山下美有夢。同組の竹田麗央は8アンダーで2位につけている

LPGA公式Xで「メジャーにふさわしいパフォーマンス」と称賛された山下と竹田

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山下美夢有選手がメジャーの舞台で躍動しています。AIG女子オープン2日目を終えて11アンダーは堂々の単独首位。圧巻のゴルフと言っていいと思います。

山下選手は、今年の米女子ツアールーキー。ここまで15試合に出場し、13試合で予選を通過。トップ10に6度入るなど抜群の安定感を発揮し、勝利こそないもののポイントランク20位と上位につけています。

抜群の安定感を発揮してきた山下選手の、ここにきての爆発にはどんな要因があるのでしょうか。女子ツアーで記者兼コーチとして活躍する中村修プロに聞きました。

「やっていることは、おそらく(日本ツアー時代と)良い意味で変わっていないと思います。自分のゴルフを貫く意志の強さ、正確性、そしてショートゲームに磨きをかけることですね。ある試合の優勝会見で『ゴルフはコースとの戦い、自分との戦いのどちらですか?』との問いに迷わずに『自分との戦いです』と答えた姿がとても印象的でしたが、今大会でもとことん自分と向き合っている結果としての、ここまでの好スコアだと思います」

山下選手といえば、2022年、2023年の2年連続年間女王。2022年の平均スコア「69.9714」は日本選手として史上初の平均ストローク60台でした。日本ツアーで培ったその実力を、米女子ツアー、そしてメジャーの舞台でも証明しています。

「JLPGA(日本ツアー)でやってきたことをLPGA(米女子ツアー)でも積み重ねて来たってことだと思います。JLPGAで2年連続年間女王の実力をもってアメリカに渡り、アメリカでもこの半年間コツコツと積み上げてきた、その結果、また一段高いレベルに到達した。今回の山下選手のゴルフを見ると、そんな印象を受けます」(中村)

中村プロいわく、山下選手の最大の強みは「年間通して誰よりも安定した成績を残せること」だといい、例として2024年シーズンの戦いを挙げています。

「25試合に出て18試合でトップ10。予選落ちは一度もなく、もっとも悪い順位が26位タイ。しかも、この間KPMG全米女子プロ選手権で2位、パリオリンピックで4位など、海外の試合にも積極的に参戦しながらのこの成績は、彼女の安定感のすごさを立証しています」

ドライバー平均飛距離247.12ヤードはツアー145位。しかし、ボギーフリーラウンド部門では堂々のツアー1位です。そして、AIG女子オープン2日目も、多くの選手が難コースに苦しめられるなか、堂々のボギーフリーのラウンドを披露してくれました。

世界屈指の安定感に磨きをかけ続ける山下選手。残り2日間のプレーから目が離せそうにありません。

※画像提供:U-NEXT・U-NEXTで独占配信

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