ショートゲームの腕を上げたいなら、自分にぴったり合ったウェッジは欠かせない。どんなふうに、”ぴったりウェッジ”を見つければいいのか、ギアオタクでフィッターの小倉勇人に聞いてみた。
画像: 自分の打ち方とウェッジのスペックをマッチさせることが大切だ(写真はイメージ)

自分の打ち方とウェッジのスペックをマッチさせることが大切だ(写真はイメージ)

メーカーのフィッティングも活用したい

クラブフィッター小倉です。皆さんは、パッティングを含めた100ヤード以内、いわゆるショートゲームはお好きでしょうか。私はアプローチ、パッティングどちらも大好きですが、アプローチは苦手なほうです。

若いころ、ボールをクリーンに打つことが下手で、かなり悩んだ時期もありました。最も苦しんだ時期はザックリばかりで、グリーンまでかなり距離がある時でも、パターで転がしてしのいでいました。ある時、知り合いのウェッジを借りて打ってみたところ、普段なら刺さりそうな打ち方でも刺さらずに打てたことに驚きました。

その時は、なぜ自身のウェッジが刺さりやすく、借りたウェッジがうまく打てたのかはわかっていませんでしたが、アプローチこそクラブ選びが重要だということだけはわかりましたね(笑)。それがきっかけで、いろいろウェッジについて調べました。

その結果、自分の打ち方には、ハイバウンスのモデルがミスになりづらいということがわかり、今でもウェッジのバウンスは大きめのモデルを愛用しています。相変わらず、決してウェッジが得意とはいえませんが、ザックリのような大きなミスはほとんどなくなりました。

自身の打ち方とウェッジのヘッドやスペックをマッチさせることは、とても大変です。自身でやるとなると、ソールの形状やバウンス角などスペックの異なるヘッドを実際のコースや芝で試し、絞り込んでいくしかありません。

ウェッジは様々なシチュエーションで使用するため、ベストなモデルやスペックを絞り込んでいくには、かなりの根気が必要です。最近では、メーカーがウェッジやショートゲームに絞ったフィッティングや解析を行っていますので、そういったものを利用して絞り込んでいくのが、手っ取り早いと思います。

そこまでのマッチングは求めないけれど、ザックリのような大ミスを減らしたいと考えるなら、ソール幅の広いモデルやバウンス角の大きめのモデルがおすすめです。シャフトは、お使いのアイアンと同じモデルに揃えるのがベターですが、つるしのモデルの中から選ぶのであれば、今お使いのアイアンのシャフトと同じかそれよりも重い重量帯のシャフトがおすすめです。

ショートゲームはスコアメークのカギを握る重要なポイントです。本気で腕を磨きたいなら、ウェッジは最も凝るべきクラブですよ!

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