8月14日から4日間競技として開催されている「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」。舞台となる北海道苫小牧市の天候は曇り、気温は26度とやや涼しいが風速6m/sとやや風が吹くコンディション。そんな天候の中10アンダーというビッグスコアを叩き出した小斉平優和、2位タイで9アンダーの池村寛世に注目。

小斉平優和

画像: 10アンダーで単独首位の小斉平優和(撮影/岡沢裕行)

10アンダーで単独首位の小斉平優和(撮影/岡沢裕行)

小斉平優和はアウトコースでスタートし、出だしから10番パー5、11番パー4を2連続バーディで流れに乗ると、15番パー3、16番パー4もバーディ、18番パー5もバーディとし前半31でターン。後半も同じく出だし2ホールをバーディ、4番、5番、7番ホールとバーディを取り10バーディノーボギーで62で終える快進撃をみせた。

なお、8番パー5ではバーディパットを外してしまい、惜しくもバーディを逃したことに対して、「8番獲れたら良かったんですけど、初めてパットを外してしまいました。『これ入れたら11アンダーか』と若干数字がよぎってしまったのもあるかもしれないです」と話すが、このようなビッグスコアが出る時の小斉平の精神状態はいつも通りらしい。「スコアを気にすると伸び悩むような気がする」という考えもあり、なるべく平常心を意識していると語った。

明日の目標は、「今日は全体的に調子が良くて、ショット、パットが噛み合って今日のスコアになってくれたと思います。明日も今日よりいいスコアで回りたいと思っています(笑)」と話した。今週の想定スコアを聞くと4日間で30アンダーくらいと予想していた小斉平だが、30アンダー以上のさらなるバーディ合戦に注目したい。

1イーグル、7バーディ:池村寛世

画像: 2位タイと好調な滑り出しを見せた池村寛世(撮影/岡沢裕行)

2位タイと好調な滑り出しを見せた池村寛世(撮影/岡沢裕行)

池村は初日31-32の63、9アンダーで初日を終えた。今回はパー5が4つあること、比較的距離も短めということからも比較的スコアが出やすいと語っていた。「ティーショットをちょこっと刻んでもウェッジで打てる距離なので、そこで攻めて3~4メートルに付ければ、あとはパッティング次第という感じですかね」とチャンスがあるからこそ、パッティングの影響も大きいという。

岩井姉妹で話題となった“直ドラ”が得意な池村。今日も数回披露。11番パー4のセカンドショットで放たれた球はピンそば6m弱につけたが、バーディパットは惜しくも外れてしまい、結果パーとなった。なお、1番ではティーショットを直ドラしたといい、このことについて以前の取材で、「距離を落としたり、左に行かせたくない時はティーアップせずに地面に置く」と話していた。

明日のラウンドの意気込みは、「ティーショットが大事ですかね。フェアウェイにいっていれば4つ5つバーディ取れると思います。あとタップインパーが多かったので、ストレス無く回れましたけど、ロングパットの距離感が合っていなかったので、調整していきたいと思います」と話した。

今季の目標について聞くと「アジアンツアーのインターナショナルシリーズで結果を出せていないので、そこでレベルの高い選手がいる中で優勝争いをしたい。10月のインターナショナルシリーズが続くタイミングで良いゴルフがしたいですね」と話す。

2位タイは池村の他にD・イエレミア、今平周吾、8アンダーには永野竜太郎、米澤蓮、原敏之、岡田晃平、古川龍之介、B・ケネディと6人が並んでいるため、大会名の通り攻めてバーディやイーグルをいくつ獲れるかが重要となってくる。初日で10アンダーとなると、最終日の優勝スコアは40アンダーに近い数字もあり得るかもしれない……。

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