東京ゴルフ倶楽部(6423Y・P72)で開催されている「2025年度(第69回)日本ジュニアゴルフ選手権競技 Presented by Sky」は酷暑による競技短縮(初日、2日目は9ホール競技、最終日は18ホール)で実施中。男子12~14歳の部は2日目を終え、廣橋璃人(仙台市立上杉山中1年)、田子吏央斗(埼玉栄中2年)、そして高浦維吹(袖ヶ浦市立昭和中3年)が4アンダーで首位に立った。彼らに意気込みを聞いた。
画像: 左から廣橋璃人、高浦維吹、田子吏央斗(写真/JGA提供)

左から廣橋璃人、高浦維吹、田子吏央斗(写真/JGA提供)

韓国での経験を活かした「我慢のゴルフ」(廣橋璃人)

画像: 廣橋璃人(仙台市立上杉山中1年)

廣橋璃人(仙台市立上杉山中1年)

今日は「我慢のゴルフでした」と振り返った。ティーショットがラフに、セカンドショットがバンカーに入る場面が多かったが、そこからパーセーブを重ね、ボギーはわずか一つに抑えたという。

好調の要因については、最近参加した韓国の大会で優勝した経験が大きいと語る。京都での予選を2位で通過し、単身で臨んだ韓国の舞台で優勝を勝ち取ったことで、大きな自信を得たようだ。この1年でドライバーの飛距離が270ヤードから280~290ヤードに伸びたが、さらなる飛距離アップのため、日々のストレッチで柔軟性を高めるトレーニングに力を入れているという。

明日の最終日、優勝を目指し、60台でフィニッシュすることを目標に掲げた。

コーチとの出会いがもたらした成長(田子吏央斗)

画像: 田子吏央斗(埼玉栄中2年)

田子吏央斗(埼玉栄中2年)

2日目のプレーについて、3番(パー5)でセカンドを3Wで打ち、2オンに成功すると、4メートルのイーグルパットを沈めると、次のホールでバーディと、素晴らしい前半だったと振り返った。

好調の要因については、この1年間の成長が大きいと語る。昨年、この大会に出場できずにいると、岩井明愛・千怜姉妹のコーチである永井哲二氏に習ったらどうかと祖父に言われ、その指導のおかげで、スウィングのブラッシュアップとショット時の上体の起き上がりが減り、正確性が向上したという。

明日については、「とりあえずショットはいいんで、油断しないで、このままトップを狙っていきたい」と、冷静かつ強気の戦略を語る。過去には世界ジュニア予選で1打差のリードを守り抜いて優勝した経験もあり、大舞台でのプレッシャーにも強いメンタルを持っているようだ。

ショットを修正して最終日に挑む(高浦維吹)

2日目のプレーを振り返り「ショットは昨日より良かった」としながらも、「パー5で狙いにいったところでバンカーに入ったり、アプローチが寄り切らなかったり」と、要所で苦戦したことを明かした。

それでも、要所要所をパットで耐え、スコアを大きく崩さなかったことが2日目の収穫だと語る。明日の最終日は18ホールでのプレーに戻るため、巻き返しのチャンスがあると見ており、「アウトコースで伸ばして、インコースで今日よりちょっと伸ばせたらいいかな」と目標を掲げた。

「負けたくない気持ちがあります。最後なので、出し切って終わりたい」と語る高浦は、最終日の目標スコアを66、できれば65とし、「昨日今日で68だったので、しっかりそれ以下で回ってこれるように頑張ります」と力強く語った。

短縮競技という異例の状況で、それぞれのプレースタイルと戦略を胸に、最終日の栄冠を目指す。

順位
1位タイ/4アンダー/廣橋 璃人(仙台市立上杉山中1年)
1位タイ/4アンダー/田子 吏央斗(埼玉栄中2年)
1位タイ/4アンダー/高浦 維吹(袖ヶ浦市立昭和中3年)
4位タイ/3アンダー/瀧田 琥白(尾張旭市立東中2年)
4位タイ/3アンダー/張 峻苒(日章学園中2年)

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