ニトリレディス2025が今週8月28日(木)から31日(日)の4日間にわたって、北海道カントリークラブ 大沼コースで開幕。アクセスや観戦に役立つ情報を紹介!
8月28日(木)~31日(日)ニトリレディス

最終日の様子(撮影/大澤進二)
会場: 北海道カントリークラブ 大沼コース/18ホール、6955ヤード、パー73
賞金総額: 1億円、優勝賞金: 1800万円
昨年は、桂GCで開催した今大会。桑木志帆選手が通算12アンダーで優勝。2位には通算11アンダーで鶴岡果恋選手とペ・ソンウ選手が入り、4位には森田遥選手、政田夢乃選手、上田桃子選手、宮澤美咲選手が並んだ。
プレーバック2024

優勝パットを決めた瞬間の様子(撮影/大澤進二)
2024年ニトリレディスは、最終日まで熾烈な優勝争いが繰り広げられた。桑木志帆が通算12アンダーで頂点に立ち、1打差の通算11アンダーで鶴岡果恋とペ・ソンウが2位タイに入った。上位は僅差でひしめき合い、通算10アンダーで4位タイに森田遥、政田夢乃、上田桃子、宮澤美咲らが並んだ。また、アマチュアの横山珠々奈も8位タイに入る健闘を見せている。
主な副賞
優勝副賞は、株式会社ニトリから「電動リクライニングソファ LS02」、「銀鱗荘・小樽芸術村・ニトリ観光果樹園ペアご招待券」、「ニトリダイニング レトルトカレー1年分」、本田技研工業株式会社からは「WR-V Z+ Black Style」、JAバンク北海道からは「ゆめぴりか1年分」、七飯町からは「大沼黒牛詰め合わせセット」が贈られる。

副賞の「ゆめぴりか1年分」(撮影/大澤進二)
みんゴル特派記者中村修が語る注目選手
「今週のニトリレディスの舞台『北海道カントリークラブ 大沼コース』は、自然に囲まれた戦略性の高い丘陵コースです。しかし、近年の酷暑でグリーンは速くなく、フェアウェイも芝が薄くなっている箇所が見受けられました。特にグリーンの傾斜と芝目(逆目)が難しく、繊細なパッティングが求められます。また、5つのパー5ホールを含むツアー最長のパー73設定は、ハザードが効いているためどのパー5も2オンが難しい印象を受けます。4日間競技のため、初日に出遅れても徐々に調子を上げていける対応力と、難しい状況でも冷静に判断できるマネジメント力が試される、興味深い戦いとなるでしょう。今回のグリーンは『大東建託・いい部屋ネットレディス2025』に近いため、その中の上位選手3人の選手に注目しました」(中村)
渡邉彩香

大東建託・いい部屋ネットレディス優勝時(撮影/岡沢裕行)
プロフィール
6歳でゴルフを始め、2012年にプロテストに一発合格。2014年「アクサレディス in MIYAZAKI」でツアー初優勝。2015年には年間獲得賞金が1億円を突破。2020年の開幕戦「アース・モンダミンカップ」で5年ぶりとなる4勝目を挙げる。2022年「ほけんの窓口レディース」で5勝目を達成。そして、3年間の苦悩を乗り越え、2025年「大東建託・いい部屋ネットレディス」で6勝目を逆転で飾る。172cmの長身から繰り出される豪快なショットが持ち味。今季2勝目に注目だ。
2025年度スタッツ(8月26日時点)
メルセデス・ランキング:28位
平均パット数(パーオンホール):1.80(21位)
パーセーブ率:84.3%(51位)
鶴岡果恋

今季は2位が2回あり、勝利も近い(撮影/岡沢裕行)
プロフィール
神奈川県横浜市出身。10歳からゴルフを始め、中学時代には「関東ジュニア」などで好成績を残した。2018年に日本女子プロゴルフ協会の90期生としてプロテストに一発合格。同期には、渋野日向子や原英莉花らがいる。得意なのはショートゲームで、ドライバーの平均飛距離は247ヤード。2019年の「グアム知事杯」ではプレーオフの末に2位となるなど、初優勝にあと一歩まで迫った。2021年の「ゴルフ5レディス」では自己ベストの「64」を記録し、3位タイに入っている。
2025年度スタッツ(8月26日時点)
メルセデス・ランキング:32位
平均パット数(パーオンホール):1.83(58位)
パーセーブ率:85.6%(30位)
荒木優奈

ツアー初勝利を狙う荒木(撮影/岡沢裕行)
プロフィール
熊本県玉名市出身。4歳でゴルフを始め、ジュニア時代から国内外の大会で活躍。2022年「日本ジュニアゴルフ選手権」で優勝。2023年には「オーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア」を制し、安田祐香以来となる日本人2人目の優勝者となった。2024年にプロテストに合格(97期生)。プロ転向後の新人戦で優勝を飾る。2025年シーズンは、「ブリヂストンレディスオープン」で2位タイに入るなど、ルーキーイヤーながら高い実力を見せている。アイアンショットの精度が高く、勝負強さも持ち味だ。
2025年度スタッツ(8月26日時点)
メルセデス・ランキング:15位
平均パット数(パーオンホール):1.79(13位)
パーセーブ率:85.7%(28位)
北海道にゆかりのある選手たち

(撮影/岡沢裕行)
阿部未悠
北海道恵庭市出身の24歳。父親の影響で10歳からゴルフを始め、福岡県の第一学院高校を卒業。2020年のプロテストに合格し、プロ4年目となる2024年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で念願のツアー初優勝を果たした。趣味は写真撮影で、自称"ネイチャー系カメラマン"。所属はミネベアミツミ。

(撮影/岡沢裕行)
内田ことこ
北海道南幌町出身、6歳からゴルフを始め、高校時代には「全国高校ゴルフ選手権北海道大会」で優勝。2021年にプロテストに一発合格すると、2025年「ミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ」で待望のツアー初優勝を飾った。

(撮影/岡沢裕行)
成澤裕美
11歳からゴルフを始めた北海道出身。中学3年時に「北海道ジュニア選手権」で優勝を経験。2021年にプロテストに合格、趣味の映画鑑賞でリフレッシュしながらステップ・アップ・ツアーを中心に活躍している。2025年「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で3位タイに入るなど、着実に結果を残している。

(撮影/岡沢裕行)
政田夢乃
北海道札幌市出身。3歳からゴルフを始め、アマチュア時代に「全国高等学校ゴルフ選手権」や「北海道ジュニア選手権」を制すなど早くから才能を開花させた。2023年に最終プロテストに合格。2024年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で2位タイ、「ニトリレディスゴルフトーナメント」で4位タイに入るなど、ツアー上位に何度も食い込む活躍を魅せている。

(撮影/岡沢裕行)
吉本ここね
北海道札幌市出身。8歳の時に女子プロツアーを観戦したことがきっかけでゴルフを始め、2018年にプロ転向。得意クラブはショートアイアンで、曲がらない安定したプレーが持ち味。ニックネームは「ココ」。2025年「資生堂・JALレディス」では11位タイという成績を残している。
アクセス情報など
北海道カントリークラブ 大沼コース
【電車の場合】 JR新函館北斗駅から無料のギャラリーバスが運行。所要時間は約20分。
▼始発運行時間
∟8月28日(木)・29日(金) 6:00〜(予定)
∟8月30日(土)・31日(日) 7:00〜(予定)
【車の場合】
ギャラリー駐車場利用には別途駐車券の事前購入が必要。駐車場は函館大沼プリンスホテル敷地内。
▼駐車場のオープン時間
∟8月28日(木)・29日(金) 6:00〜(予定)
∟8月30日(土)・31日(日) 6:30〜(予定)
チケット情報
※会場でのチケット販売はありませんので、必ず事前に購入してください。
【前売り券】
・予選ラウンド(8月28日・8月29日)各日3000円(税込)
・決勝ラウンド(8月30日・8月31日)各日3000円(税込)
・ギャラリー駐車場 各日1000円(税込)
∟販売期間: 2025年7月1日(火)10:00〜8月31日(日)12:00まで
∟販売場所: セブンチケット、ローソンチケットにて購入可能
∟無料入場対象者: 未就学児は入場無料(年齢確認ができる身分証明書をご持参ください)。
中継情報
※放送・配信予定は変更になる場合があります。
【地上波】テレビ東京系列全国6局ネット+BS テレ東
∟8月30日(土)16:00~17:15(録画)
∟8月31日(日)14:00~15:15(LIVE)
【BS放送】BSテレビ東京
∟8月30日(土)16:00~17:15(録画)
∟8月31日(日)14:00~15:15(LIVE)
【CS放送】スカイA
∟9月4日(木)20:00~22:30(録画)
【インターネット配信】U-NEXT
∟JLPGA公式インターネット配信では、4日間、各日5時間以上のLIVE配信を予定
ギャラリープラザ情報
ャラリープラザでは、地元のグルメや大会オリジナルグッズなど、ゴルフ観戦をさらに楽しめるブースが出店予定となっている。過去には、豚丼や海鮮焼きそばといった北海道グルメが人気を集めたほか、JLPGAオリジナルグッズショップも出店し、選手の応援タオルなども販売予定。